冬の沖縄はオフシーズンに入るため、オンシーズンに比べると観光客が少なめで、航空券も格段に安く手に入れやすくなります。特に沖縄の離島の多くは、沖縄本島よりも南側に位置し、わずかの差ながら温暖な気候で、冬でものんびりと過ごしやすい穴場の観光エリアといえます。
一方で「オフシーズンの沖縄の離島って楽しいの?」「冬の沖縄はどうやって楽しむのが正解?」などと疑問に思っている方も、多いのかもしれません。
そこで今回は、「冬の沖縄の離島を楽しむおすすめの過ごし方」をご紹介していきます!
宮古島、石垣島、久米島といった沖縄離島への行き方、その気候や適した服装についても、「いつかは離島に!」ともくろむ沖縄好きライターが解説していきますので、ぜひ冬の沖縄離島の旅行計画に役立てていただけると、うれしく思います。

沖縄離島への行き方

まずは地元もしくは最寄りの空港から宮古島、石垣島、久米島まで直行便が出ているかを確認し、出ているなら、そちらを利用しましょう。
出ていないようであれば那覇空港までフライトして、那覇空港から各島に直行便が出ていますので、乗り継ぎます。
せっかくですので1泊は空港近くの那覇市街地や瀬長島などにステイして、国際通りやウミカジテラスほかを観光してもいいのかもしれません。帰りの便が午前・午後かによりますが、最終夜のステイをおすすめしたいところです。
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ちなみに各島に行くには、30分~70分かかりますので、3泊4日以上で日程を組まれると那覇も、石垣島などの沖縄離島も思う存分楽しめると思います。
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冬の沖縄離島の気候
まずは、北海道~九州在住の私たちが通常、想像しがたい冬の沖縄の離島の気候について解説していきます。
沖縄では一年中、半袖シャツで過ごせるのではと思っている方もいると思いますが、実はそうではありません。経験上(一度だけ1月に仕事で那覇を訪れたことがあります)、少なくとも12月~2月は長袖を持参し、羽織ったほうがいいのです。
筆者も当時、那覇空港に着いたあともダウンジャケットを手放せず、羽織ったまま過ごしましたので…
これは、沖縄県出身のガレッジセールのゴリさんとMAXのLINAさんの2025年1月3日に沖縄県那覇市(琉球八社沖宮)で撮影したとしている動画なのですが、Gジャン・スウェットのおふたりのほか、参拝に並ばれているみなさんが、どのような服装をしているかを確認できますよ。
筆者同様に薄手のダウンジャケットを羽織っている方も、いらっしゃいます。
那覇の平年値を確認してみると1月の平均気温は17.3℃で、これが沖縄本島の1年間で最も寒い時期だといえます。ちなみに東京の1月の平均気温が5.4℃ですから、それと比べてみるとかなり暖かいのですが…

では、沖縄の離島はどうなのでしょうか。上のグラフで宮古島地方の平均気温を見てみると、1月の平均気温は18.3℃で、那覇の平均値とは1℃ちがいであり、さほど差はないと言い切れます。
数字上では、たしかに20℃に近く、暖かいはずなのですが、実は冬の時期の沖縄は西高東低の気圧配置となり、東シナ海からの季節風が強く吹きつける傾向があるのです。
春先、新年度・新学期のころを思い出していただきたいのですが、日差しがあり暖かいはずなのに、風が強くて寒かったという経験はありませんか?実は強風で体感温度が下がることがわかっているのです(一説では風速1mあたり体感温度が1℃下がるとも言われています)。
いわゆる風冷えの状況が起こりえますので、やはり南国の離島でも長袖シャツなどが必要なのです。
またグラフを見ればわかるように1年を通じて、月平均降水量は119㎜を下回ることがありませんので、わずか数日の滞在中でも一時的に雨に見舞われる可能性はあります。そのため天気予報を細かくチェックするのはもちろん、折りたたみ傘を携行するようにしましょう。
また風雨の影響を最小限にするという意味合いでは、撥水機能・フード付きのウィンドブレーカーが1着あると心強いです。
冬の沖縄離島での服装の正解
できればウィンドブレーカーのほか、行き・帰りに羽織るダウンジャケットと収納用のスタッフバッグ、春~秋に着る洋服をバランスよく着用・持参していただきたいです。
前出のグラフを見ていただければわかるように宮古島では日中の平均最高気温は概ね20.6℃、朝晩で気温が下がる時間帯になると16.3℃ほどとなりえます。そのため服装は春物、秋物に半袖シャツがあれば事足りるはずです。具体的には
- 長袖のシャツ(襟付き・ロンT)
- スウェット(トレーナー・パーカー)
- 半袖シャツ
- ジャケット
を単体もしくは組み合わせるのがいいでしょう。
東京などで、冬の時期に着用するようなセーター、アウター、マフラー、手袋といった防寒着は不要ですが、地元の空港などでは必要不可欠となりますので、スタッフバッグに収納できるタイプのダウンジャケットがあれば持参し、行き・帰りに着用するようにします。インナーは長袖シャツ(襟付き)とスウェットの重ね着スタイルにすると荷物にならず、滞在中はバラして着用できますよ。
暑がりの方や、外でアクティブに動くつもりの方は、沖縄の離島では半袖のシャツに薄手の羽織物で十分、快適に過ごせるでしょう。
また、服装選びについては、ウェザーニュースアプリの服装予報が役に立ちますよ。地域と旅行予定日を選択すれば、天気予報に合わせた服装を示してくれますので、かなり便利です。ぜひ事前にチェックして、最適な服装で沖縄離島旅行に臨みたいところです。
なお、服装のチョイスについて失敗したと感じても大丈夫!沖縄の離島では普通に生活している方々がいるわけで、私たちが普段利用しているようなお店もたくさんありますので、現地調達も可能ですよ。
ただし離島は物流コストが高く、在庫やバリエーションには限りがあるはずですので、なるべくどのような気候になっても適応できるよう、バランスのよい組み合わせで洋服は持っていくように心がけましょう。
沖縄離島にあるお店(一部)
残念ながら宮古島、石垣島、久米島にはユニクロやジーユーはありませんが、沖縄本島だけではなく離島にも有名店、衣料品店、飲食店もありますので一部ご紹介しておきます。
宮古島
- マックスバリュ 宮古南店(イオンタウン 宮古南店)
- ドン・キホーテ 宮古島店
- ニトリ 宮古島店
- サンエーショッピングタウン宮古衣料館
- ジョイフル 宮古店(ファミリーレストラン)
- 大阪王将 宮古島シティ店
- エディオン 宮古島シティ
- マツモトキヨシ 宮古島シティ店
石垣島
久米島
ファミリーマート
ファミリーマートは、沖縄県宮古島市に19件、沖縄県石垣市に18件、沖縄県島尻郡久米島町に2件あります。
レンタカー
レンタカー店は、宮古島、石垣島、久米島ともに多数、店舗がありますので安心して大丈夫です。ただしいずれも人気の観光地ですので、当日すべての車両が予約済みとなる可能性もなきにしもあらずです。日程が決まり次第、航空券とともに早め早めに手配するようにしましょう。
冬の沖縄離島 楽しい過ごし方7選
ここからは、本題の「冬の沖縄離島を楽しむ過ごし方」を7つご紹介していきます。
冬ならではの過ごし方を、ピックアップしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
冬の沖縄離島を楽しむ過ごし方① ビーチでのんびりと過ごす

沖縄離島の海はとても美しく、特に宮古島の海は宮古ブルーとも呼ばれ、魅力的なビーチがたくさん点在しています。
砂浜をゆるりと散歩するのもいいですし、貝殻集め、暖かい日なら海水に足をつけてみるなどしても楽しそうです。
冬の沖縄離島を楽しむ過ごし方② シュノーケリング
ウェットスーツを着用すれば、12~2月でも海に入れる水温といえますので、冬のマリンアクティビティを楽しむこともできます。さらによいことに、冬の時期は海中のプランクトンが活動を弱め、季節風によって海水も入れ替わり、透明度が高くなるのです。
そのことを知っているリピーターを中心に、沖縄離島の冬のシュノーケリングが人気となっているわけです。
海中のサンゴを踏んだり、傷つけたりしないように気をつけながら、きれいなサンゴや色鮮やかな熱帯魚の鑑賞を楽しみましょう!
冬の沖縄離島を楽しむ過ごし方③ パワースポットをめぐる
沖縄本島及び離島には、神社のほか、御嶽(うたき=琉球神道の祭祀場)そしてピキャズなど手つかずの自然といえるような場所があり、これらが人気のパワースポットとされています。
複数人でのグループ旅行の場合、シュノーケリングなど海のアクティビティに行くグループとパワースポットなどをめぐるグループに分かれて、別行動をとるのもいいでしょう。
冬の沖縄離島を楽しむ過ごし方④ 観光スポットをめぐる

前章で解説したパワースポットのほか、沖縄離島、亜熱帯エリアならではといえる景観や、手つかずの自然が美しいスポットなどが、たくさん存在します。
時間を気にせず各地をめぐって、ゆったりとした時の流れのなかでエメラルドグリーンの海、潮風、暖かい日差し、非日常を感じてみませんか?
前章のパワースポットと合わせて、Googleマップで位置関係を確認しながら、行く順番などを決めるようにしましょう。
冬の沖縄離島を楽しむ過ごし方⑤ 星を見るアクティビティ(記念写真)

四方を広い海で囲まれている沖縄離島では、空気が澄んでいて夜、きれいな星空も見ることができます。
石垣島をはじめとする八重山諸島のほか、宮古島をはじめとする宮古諸島でも、南十字星が、確認できますよ。
プロのカメラマンが、満天の星空の下で写真を撮ってくれる『星空フォトツアー』に参加すれば、大切な人との記念にもなりますので、ぜひ「宮古島 星空フォト」「石垣島 星空フォト」「久米島 星空フォト」などで検索してみてください!
冬の沖縄離島を楽しむ過ごし方⑥ 体験教室
かつては琉球王国として栄え、日本列島とは異なる歴史を有する沖縄では、独自の文化が芽生え、継承され、今も実際に触れたり、体験したりすることができます。
ものづくりは、大切な人へのおみやげになりえますし、旅の思い出、グループ旅行での記念品にもなりますので、おすすめです。
久米島では三線の教室が開催されているようで、初心者と経験者のコースがあるそうです。
冬の沖縄離島を楽しむ過ごし方⑦ ホエールウォッチング

最後に、ホエールウォッチングをおすすめします。
野生のザトウクジラは、夏の間はエサを求めてロシアやアラスカの海に生息し、冬の間は繁殖、子育てをするために、沖縄などへと大移動してきます。
長さは10~15m、体重も約30tある巨大なザトウクジラを目の前で見られる機会は、めったにないと思いますので、冬の沖縄・離島ならではの贅沢な楽しみ方のひとつといえます。
特に那覇と久米島の中間にあたる慶良間諸島付近で観測されることが多く、那覇発着もしくは久米島発着のツアーを申し込まれるといいでしょう。
沖縄離島への旅費を安く抑える方法
沖縄本島ではなく、石垣島など沖縄の離島への旅行は基本、飛行機が必須で、冬のオフシーズンであったとしても、直行便、那覇空港経由どちらにしても旅費が嵩んでしまいます。
できるだけ旅費を安くするためには、航空券比較サイトを利用するのがかしこいといえ、最安値の航空券を瞬時に探し出せるほか、航空券とホテルをセットで購入することもできるため、セット割引を受けられるうえ、ホテルの選定・予約の手間も省けます。
GALAXY Travelでぜひ航空券を納得の価格で手に入れて、冬の沖縄離島旅行の滞在費(グルメ・アクティビティ)に充てるようにしましょう!
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