福岡旅行で九州国立博物館の観覧を検討中でしょうか。国内で4つ目、しかも九州で唯一の国立博物館で、貴重な展示品などを見ることができます。
また、福岡旅行の定番といえる太宰府天満宮も同じエリアにあり、一緒に巡りたいところです。
この記事では、福岡在住ライターが九州国立博物館の料金やチケット、行き方、駐車場、コインロッカーなど、訪れる前に知っておきたい情報をまとめてご紹介していきます。
先にポイントをお伝えすると、文化交流展(平常展)は一般700円で、オンラインの電子チケットも購入可能です。一方、特別展の料金や前売券・電子チケットの有無は企画ごとに異なります。
この記事でわかること
- 九州国立博物館の営業時間・休館日・観覧料
- 文化交流展・特別展のチケットと購入方法
- 西鉄太宰府駅・博多駅・福岡空港・車でのアクセス
- 駐車場・コインロッカー・クロークの利用方法
- 九州国立博物館の特長や太宰府周辺の観光スポット
九州国立博物館の基本情報|営業時間・休館日・料金
まずは、九州国立博物館を訪れる前に確認しておきたい営業時間や休館日、観覧料などの基本情報をまとめました。
大学生の方は学生証、高校生以下・18歳未満・満70歳以上の方は、生年月日がわかる生徒手帳や運転免許証などを忘れず持参するようにしましょう。
また、九州国立博物館の展示室に入場すると、だざいふ遊園地の入園料が半額になる特典もあります。太宰府天満宮やだざいふ遊園地と一緒に巡る予定の方は覚えておくといいでしょう。
なお、特別展開催中は通常と観覧料金が異なりますので、ここから詳しく見ていきます。
九州国立博物館の観覧料・チケット・前売券
九州国立博物館のチケットは、大きく文化交流展(平常展)と、特別展に分けて考えるとわかりやすいです。
文化交流展だけを見る場合は文化交流展のチケット、特別展を見る場合は特別展のチケットを購入します。特別展のチケットがあれば、文化交流展(平常展)も観覧可能です。
文化交流展(平常展)の料金は一般700円
| 区分 | 文化交流展(平常展) |
|---|---|
| 一般 | 700円 |
| 大学生 | 350円 |
| 高校生以下・18歳未満 | 無料 |
| 満70歳以上 | 無料 |
| 障害者手帳などをお持ちの方と介護者1名 | 無料 |
| キャンパスメンバーズ会員 | 無料 |
文化交流展(平常展)の当日券は1階のチケット販売窓口で購入可能です。
お支払い方法の選択肢が豊富なことも九州国立博物館の特長で、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などが利用できます。
クレジットカード(VISA、MasterCard、JCB、ダイナースクラブ、アメックス、ディスカバー、銀聯カード)、電子マネー(iD、Edy、nanaco、WAON、Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん)、QRコード決済(PayPay、d払い、au PAY、メルぺイ、Alipay(AliPay+)、Wechatpay)が利用可能です。
文化交流展に前売券はないが電子チケットは購入できる
ここは少しわかりにくいところなのですが、九州国立博物館の公式案内では、文化交流展(平常展)に「前売券」はありません。
ただし、文化交流展についてはオンラインの電子チケットを事前に購入することが可能です。
当日にチケット販売窓口で購入することもできますので、旅行の予定に合わせて選ぶといいでしょう。
文化交流展のチケットを事前に用意しておきたい方は、アソビュー!から電子チケットを購入できます。旅行前にチケットまで準備しておきたい方はチェックしてみてください。
太宰府天満宮との共通チケットは1,000円
太宰府天満宮と九州国立博物館を一緒に巡るなら、「太宰府天満宮&九州国立博物館 共通チケット」もチェックしておきたいところです。
太宰府天満宮宝物殿一般500円、菅公歴史館一般200円、九州国立博物館文化交流展一般700円の3施設がセットになって、一般1,000円となっています。
それぞれ通常料金で観覧すると合計1,400円ですので、3カ所を巡る予定の一般の方なら400円お得です。
共通チケットは、太宰府天満宮宝物殿・菅公歴史館・九州国立博物館1階の各チケット販売場所で購入できます。
特別展の料金・前売券は企画によって異なる
特別展の観覧料は、企画によって料金もチケットの取り扱い方法も異なります。
2026年8月31日現在、公式サイトにて案内されている特別展を例に比較してみましょう。
| 氷河期展 2026年7月18日(土)~9月27日(日) | 卑弥呼の鏡 2026年10月31日(土)~2027年1月11日(月・祝) |
| 一般2,000円 高大生1,000円 小中学生600円 当日券取り扱い所 ● アソビュー! ● ARTNEチケットオンライン ● ローソンチケット ● セブンチケット ● 楽天チケット ● チケットぴあ ● 九州国立博物館1階券売所 会期中のチケット購入には当日料金が適用されます。 | 一般2,000円 大学生1,200円 高校生以下・18歳未満無料 前売券の販売なし チケットは会期中、九州国立博物館の会場で販売予定です。 |
どちらも一般料金は2,000円ですが、大学生以下の料金やチケットの購入方法は同じではありません。
「氷河期展」ではアソビュー!のほか、セブン-イレブンのマルチコピー機やローソンのLoppiなどでも購入できますが、「卑弥呼の鏡」は前売券を販売せず、会期中に会場のみでチケットを販売する予定となっています。
つまり、九州国立博物館の特別展には「いつでも同じ前売券がある」というわけではありません。旅行日程が決まったら、その時期に開催されている特別展の公式ページを確認することをおすすめします。
博多駅隣接のバスターミナルから太宰府に向かって走る「旅人」に乗る予定なら、博多バスターミナル2階に。また、西鉄電車で行くのなら、西鉄福岡(天神)駅南口そばに、それぞれローソンがあります。
前日であれば、福岡市内のホテルや駅構内、駅近くなどにセブン-イレブンやローソンが数多く点在していますので、コンビニ販売のある特別展であれば立ち寄って購入することもできます。
九州国立博物館へのアクセス|電車・バス・車
ここからは、九州国立博物館への行き方を解説していきます。
九州国立博物館へは、電車・バス・車のいずれでもアクセス可能です。公共交通機関を利用する場合の最寄り駅は西鉄太宰府駅で、駅から博物館までは徒歩約10分となっています。
西鉄電車で九州国立博物館へ行く
西鉄福岡(天神)駅から向かう場合は、西鉄天神大牟田線で西鉄二日市駅まで行き、太宰府線へ乗り換えます。
西鉄福岡(天神)駅から西鉄太宰府駅までは乗り換えを含めて約35分。太宰府駅から九州国立博物館までは徒歩約10分です。
博多駅からは太宰府ライナーバス「旅人」も便利
博多駅から向かう場合は、博多バスターミナルから太宰府ライナーバス「旅人」を利用できます。
博多バスターミナルから西鉄太宰府駅まで約40分、下車後は徒歩約10分です。
福岡空港から九州国立博物館へ行く場合
福岡空港からの場合は、地下鉄で天神まで移動して西鉄電車へ乗り換える方法のほか、福岡空港国際線ターミナルから太宰府ライナーバス「旅人」を利用する方法もあります。
国内線ターミナルを利用している場合は、無料シャトルバスで国際線ターミナルへ移動して「旅人」に乗車できます。
太宰府天満宮からは「虹のトンネル」でアクセス
太宰府天満宮から九州国立博物館へとアクセスするなら、「虹のトンネル」経由のアクセスとなります。

幻想的にライトアップされるトンネルの中には動く歩道があり、ゆっくりと立ち止まって足を休ませながら博物館まで進むことが可能です。
また、車イスの方やベビーカー携行の方も安心で、斜行エレベーターが設置されています!
車でのアクセスと駐車場料金
自家用車やレンタカーの場合は、九州国立博物館の住所をナビに登録すれば、駐車場まで進むことができるでしょう。
九州自動車道の太宰府ICもしくは筑紫野ICから一般道に降りて、高雄交差点を経由して向かいます。公式案内では、両ICから約20分が目安とされています。
九州国立博物館の駐車料金は次のとおりです!
| 自転車 | 無料 |
| バイク | 250円/回 |
| 普通乗用車・準中型自動車 | 500円/回 |
| マイクロバス | 1,300円/回 |
| 大型バス | 2,000円/回 |
普通乗用車の駐車スペースは合計313台あります。
通常時の駐車場は8:30~16:30まで入庫でき、出庫は19:00まで。特別展開催期間中の土曜日は、入庫18:30まで・出庫20:00までとなっています。
障害者手帳などを提示すると駐車料金が無料。バスも乗員の3分の1以上が障害者手帳などをお持ちの場合は駐車料金が無料になるとのことです。
ただし、土曜・日曜・祝日は博物館周辺や太宰府天満宮周辺が混雑することがありますので、混雑が予想される日は公共交通機関も検討するといいでしょう。
車で訪れる場合、土日祝や観光シーズンは太宰府周辺の混雑も考えておきたいところです。公式駐車場以外にも、周辺には事前予約できる駐車場がありますので、「現地で駐車場を探したくない」という方は空きを確認しておくと安心です。
九州国立博物館にコインロッカー・クロークはある?
九州国立博物館には、大切な展示品が多数ありますので、大きな荷物や傘を持ったまま展示室へ入ることは避けたいところです。
館内にはコインロッカーが1階と3階にあり、特に1階に多く設置されています。
コインロッカーは100円玉を入れて施錠するタイプですが、使用後に100円は戻ってきます。
また、コインロッカーに入らない大きな荷物については、1階のクローク(手荷物預かり所)で無料で預かってもらえます。
傘についても館内への持ち込みには注意が必要で、折りたたみ傘はバッグの中へ収納し、それ以外の傘は預けてから展示を楽しむようにしましょう。
飛行機を降りて、福岡空港から「旅人」に乗って太宰府に直行する場合などは荷物を持ったままになることもあると思いますが、大きな荷物を持って太宰府駅から10分ほど歩くのはスマートではありません。
可能なら滞在予定のホテルに先に立ち寄って荷物を預け、身軽になってから九州国立博物館へ向かうほうが快適でしょう。
九州国立博物館とは?5つの特長と見どころ
ここまで料金やチケット、アクセスなど旅行前に気になる情報からご紹介してきましたが、九州国立博物館そのものにもさまざまな魅力があります。

まずは、九州国立博物館の基本情報を動画と共にご確認ください。
九州国立博物館には、国内4カ所目・九州唯一の国立博物館であること、開館までの長い歴史、貴重な収蔵品、魅力的な展示、虹のトンネルという5つの特長があります。
特長1.国内4カ所目・九州唯一の国立博物館
九州国立博物館は、東京国立博物館、奈良国立博物館、京都国立博物館に続く、4カ所目の国立博物館として2005年に開館しました。
開館以来変わらず九州唯一の国立博物館として、福岡県民はもとより多くの方から観光先候補のひとつとして注目されています。
特長2.「九州百年の夢」と呼ばれる長い歴史
九州国立博物館の誕生までには、非常に長い歴史があります。
九州国立博物館誘致運動の歴史の起点は、1873年(明治6年)の太宰府博覧会まで遡ります。1893年(明治26年)には鎮西博物館の設立計画があり、その後「日本近代美術の父」といわれた岡倉天心も九州博物館の必要性を語ったとされています。
1968年には「国立九州博物館設置期成会」が発足。長い年月をかけて2002年に着工、2004年に竣工し、2005年に九州国立博物館が開館しました。
九州国立博物館誕生までの詳しい歴史は公式サイトで確認できます>>
特長3.国宝・重要文化財を含む数々の収蔵品
太刀 銘来国光や周茂叔愛蓮図といった国宝に、狩野派の絵師・狩野孝信が描いた『唐船・南蛮船図屏風』、阿弥陀如来立像、浄土曼荼羅図といった重要文化財のほか、歴史的美術品、仏像などが収蔵されています。
特長4.魅力的な特別展・文化交流展
九州国立博物館では国立の博物館というだけあり、これまでさまざまな魅力的な特別展や文化交流展が開催されてきました。
▶これまでの特別展(一例)
大英博物館展100のモノが語る世界の歴史[平成27年7月14日(火)~9月6日(日)]
皇室の名宝 - 皇室と九州をむすぶ美 -[令和3年7月20日(火)~8月29日(日)]
アール・ヌーヴォーのガラス - ガレとドームの自然賛歌 -[令和5年4月18日(火)~6月11日(日)]
▶文化交流展・特集展示(一例)
特集展示 煌めきの古伊万里 ―小郡C.C.コレクション[令和7年4月8日(火)~7月6日(日)]
新春特別公開 徳川美術館所蔵 国宝 初音の調度[令和8年1月1日(木・祝)~1月25日(日)]
九州国立博物館開館20周年記念 特集展示 豊臣秀吉とアジアの外交[令和8年1月27日(火)~3月8日(日)]
公式サイトでは、現在実施中もしくはこれから開催予定の特別展や企画展示の情報が掲載されていますので、旅行日程を決める際に確認されるといいでしょう。
月曜や年末が休館日となっていますので、その点ご注意いただけますと幸いです。
特長5.太宰府天満宮とつながる「虹のトンネル」
太宰府天満宮と九州国立博物館は、相互に一本のルートでつながっていて、途中では虹色のライトアップも楽しめます。
博物館だけでなく太宰府天満宮も観光するのであれば、この「虹のトンネル」も九州国立博物館を訪れる楽しみのひとつです。
九州国立博物館周辺の観光スポット・ホテル
九州国立博物館の所在地は福岡県太宰府市石坂4丁目7-2で、周辺にはだざいふ遊園地、太宰府天満宮、天開稲荷社、宝満宮 竈門神社などがあります。
だざいふ遊園地
だざいふ遊園地は、1957年に「だざいふえん」として開園。開園時には西鉄も出資しています。九州国立博物館開館に合わせ、名称を「だざいふ遊園地」に改称した歴史ある遊園地です。
筆者も幼少の頃(4才くらいのとき)に連れて行ってもらったことがあり、今でも九州最強(最狂)と名高いアトラクションビックリハウスで腰を抜かすほどの恐怖体験をしたことを鮮明に覚えています。
九州国立博物館の展示室に入場した方は、チケット半券などを利用してだざいふ遊園地の入園料が半額になりますので、家族旅行なら一緒に立ち寄るのもおすすめです。
太宰府天満宮
太宰府天満宮では御本殿の大規模改修工事中に仮殿が設営されていましたが、2026年8月現在、御本殿前の石畳の改修工事が行われています。
工事は2026年9月中旬頃までの予定で、2026年9月20日(日)頃より御本殿正面からの参拝が再開される予定となっています。
太宰府天満宮と九州国立博物館は徒歩で一緒に巡りやすいため、初めて太宰府を訪れる方ならセットでの観光がおすすめです。
天開稲荷社・宝満宮 竈門神社
太宰府天満宮と同じ敷地にある天開稲荷社(商売繁盛の神様)、こちらも九州国立博物館とは別のトンネルを抜けた先にある宝満宮 竈門神社(縁結びの神様)も、太宰府に足を運ばれた際にはお時間許す限りぜひチェックされることをおすすめします!
太宰府・筑紫野周辺に宿泊するのも選択肢
また、太宰府及び周辺エリアにも多く宿ができていますので、福岡旅行の滞在地として太宰府・筑紫野などのホテルを検討する価値があります。
九州国立博物館や太宰府天満宮をゆっくり巡りたい方は、福岡市内だけでなく周辺のホテルも比較してみるといいでしょう。
九州国立博物館の料金・チケット・アクセスを確認して太宰府観光を楽しもう
九州国立博物館は、国内4カ所目、そして九州で唯一の国立博物館です。
文化交流展は一般700円・大学生350円で、高校生以下や18歳未満、満70歳以上の方などは無料。文化交流展にはオンラインの電子チケットもありますが、特別展については料金や前売券・電子チケットの有無が企画ごとに異なります。
西鉄太宰府駅から徒歩約10分で、太宰府天満宮とは「虹のトンネル」でつながっているため、太宰府天満宮と一緒に観光しやすいことも大きな魅力です。
これまで国立博物館に行ったことがない方は、福岡旅行を機に太宰府天満宮とともに訪れてみるのをおすすめします。
数日の福岡旅行の一日を、かつて「西の都」と呼ばれていた歴史深い太宰府の地で過ごしてみると、充実度・満足度がきっと高くなると思います!
九州国立博物館だけではなく太宰府各地をめぐる旅なら、次の記事も役立ちます。
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