福岡県最大の繁華街にして、九州最大の繁華街でもある天神エリア。
福岡市主導で『天神ビッグバン』という超ビッグプロジェクトが敢行中ですが、2026年に入り、街の景色はさらに劇的な変化を遂げています。

天神ビッグバンは、マインクラフトでプログラミングされている…
ということはまったくなく、多くの関係者が時間と手間をかけて、よりよい街へと変えていっていることに間違いはありません!
この動画にあるように福岡天神の景観や歴史を今まさに変えつつある天神ビッグバンは、高島市長の”気づき”によって、スタートしたようですね。
- タワー・スリーエイト(札幌)
- 東京スカイツリー
- JRセントラルタワーズ・JRゲートタワースカイストリート(名古屋)
- ハルカス300(大阪)
と、実は旅行先に高層ビル展望フロアがあると必ず旅程に組み込んでしまう筆者にとっては、天神の高層ビルが増えるのはワクワクする展開でもあります。
そんな天神ビッグバンも、すでに多くのビルが竣工を迎え、いよいよ後半戦の巨大プロジェクトへとバトンが渡されようとしています。

①~⑥、⑧、⑨はすでに整備(竣工)済みで、⑦のみが2026年7月現在整備中。そして⑩~⑫が現在、具体的な計画・設計段階へと進んでいます。

| 番号 | プロジェクト名 | 2026年7月現在のステータス |
|---|---|---|
| ① | 天神ビジネスセンター | 整備済み |
| ② | 福岡大名ガーデンシティ | 整備済み |
| ③ | ヒューリックスクエア福岡天神 | 整備済み |
| ④ | ONE FUKUOKA BLDG.(ワンビル) | 整備済み |
| ④ | 天神ブリッククロス | 整備済み |
| ⑥ | 天神住友生命FJビジネスセンター | 開業・稼働中(2025年9月オープン) |
| ⑦ | (仮称)天神1-7計画(イムズ跡地) | 整備中(2027年5月竣工予定) |
| ⑧ | 天神ビジネスセンターⅡ(2期計画) | 竣工済み(2026年8月4日開業予定) |
| ⑨ | 因幡町通り地下通路 | 整備済み |
| ⑩ | 天神二丁目南ブロック駅前東西街区 | 2026年度 設計着手(パルコ・新天町) |
| ⑪ | 福岡中央郵便局およびイオンショッパーズ福岡の段階連鎖建替え | 計画中(2030年頃〜順次竣工) |
| ⑫ | 天神一丁目15・16番街区 | 計画中(水鏡天満宮・赤煉瓦文化館周辺) |
ここからは、特に動きの激しい「整備中・直近竣工・計画中」の注目プロジェクトについて、最新情報をピックアップしてお伝えしていきます!
まだまだ続く天神ビッグバン!2026年最新プロジェクトまとめ!
⑥ 天神住友生命FJビジネスセンター【開業・稼働中】

2025年6月末に竣工を迎え、2025年9月に無事グランドオープンを果たしました!2026年7月現在、ビルは見事に稼働しており、天神西エリアの新たなランドマークとなっています。
地上24階・地下2階建て、天神ビッグバンプロジェクト最高層となる高さ約113mを誇るこのオフィスビルですが、注目は館内の充実した共用施設。 ワーカー専用スペース「Reboot!」では、快適な会議室だけでなく、なんとサウナやシミュレーションゴルフまで予約利用できる最先端の仕様になっています。東側のピロティや西側の広場(植栽やベンチ)は、街歩きのちょっとした憩いの場としても溶け込んでいます。
ちなみにビルの地下には、地下鉄天神駅の2番出入口があります。傘を差さずにビルと駅を移動でき、エスカレーターで地上へ出られるようにもなりましたので、利便性が高まったと感じています。
参考文献
充実したワーカー専用スペースで新たな働き方を提案 天神住友生命FJビジネスセンター竣工
⑧ 天神ビジネスセンターⅡ(旧・2期計画)【2026年6月竣工・8月開業へ!】

ONE FUKUOKA BLDG.(ワンビル)の東側、ベスト電器福岡本店の横で進められていた2期計画ですが、正式名称が「天神ビジネスセンターⅡ(セカンド)」に決定しました!
そして、まさにタイムリーなニュースです。

2026年6月30日に無事竣工を迎え、いよいよ2026年8月4日にグランドオープン!
6~18階にはオフィスフロアが設けられ、4・5階には共用施設「Reboot!」が展開されます。またディープテック分野のインキュベーション施設「Fukuoka Innovation Lab.Tenjin」が入り、天神のビジネス・商業をさらに加速させる拠点になりそうです。
地上18階、地下2階、約87.5mのビル内には、16店舗の商業テナントが入居し、地下で天神ビジネスセンター及び因幡町通り地下通路とドッキングしており、天神駅・天神地下街・市役所にも向かえます。
九州初出店となる「ラウンジ・カフェ併設型の大型書店」として生まれ変わった「ジュンク堂書店」に「天神グルメストリート 天神イナチカ SOUTH side」もお目見えします。
ビルの象徴といえる7層に及ぶ圧巻の吹抜け大空間「アクセラリウム」は、一見の価値がありそうです。
参考文献
(仮称)天神ビジネスセンター2期計画の概要について
天神ビジネスセンターⅡ 竣工のお知らせ

また関連して、ワンビル・天神ビジネスセンター・天神ビジネスセンターⅡと3つのビルの間には、歩行者専用道路「因幡町通り」が、2026年7月17日に開通(写真は開通直前の7月13日撮影のもの)。地図でいえば⑨の場所です(地下通路の上)。
福ビル・天神コア・天神ビブレがあった当時は、車で通ることができましたが、歩行者の利便性を追求したかたちとなりました。
⑦(仮称)天神1-7計画(イムズ跡地)【2027年5月竣工へ】

天神1-7計画は、地図⑦で、左側に西鉄福岡(天神)駅があることから、イムズ跡地にあたります。天神愛眼グループ メガネビルそば、ワンビルに隣接するロケーションです。

2026年7月現在、建物全体の正式名称はまだ「(仮称)」の段階ですが、工事は着々と進行中。当初は2026年12月竣工を目指していましたが、緑化施策のさらなる充実や地下工事の進捗を踏まえ、現在の計画では2027年5月竣工予定へと見直されています。
ビル自体は地上21階・地下4階、約91mの規模。用途としてはオフィスやショップのほか、アメリカ・シアトル発のプレミアムライフスタイルホテル「エースホテル福岡」が2027年に九州初進出することが決定しており、今から完成が待ち遠しいスポットです。
なお、開業から閉館までの32年、福岡天神の顔であり続けたイムズもまた、三菱地所が手がけた商業ビルでした。
参考文献
開発コンセプト「福岡文化生態系」 「(仮称)天神 1-7 計画」新築工事着工 ~「イムズ」跡地の再開発プロジェクト、福岡・天神に新たなランドマーク誕生へ~
「(仮称)天神1-7計画」 グリーンボーナス認定 & LEED GOLD予備認証取得
⑩ 天神二丁目南ブロック駅前東西街区【2026年度 設計着手!】

天神ビッグバンのなかでも最大級のインパクトを誇るのが、パルコ本館に創業80周年を迎えた新天町商店街などを含むこのエリア。福岡大名ガーデンシティとワンビルを合体させたかのような、とてつもない規模感の再開発です。
2025年1月に都市計画決定がなされ、2026年度からいよいよ本格的な「設計着手」のフェーズへと突入しました!

📢 福岡PARCOの営業終了時期が決定!
築90年近い歴史を持つビルでもある福岡PARCO(本館)ですが、パルコ公式より「2027年2月末で営業終了予定」であることが発表されました。
スケジュールとしては、2026年度の設計着手から各種手続き(組合設立や権利変換計画など)を経て、解体・新築工事へと進み、2030年代の完成を目指す長期プロジェクト。東街区には新たな文化芸術機能、西街区には新天町の歴史を継承した未来に向けた商店街が誕生する予定です。
参考文献
福岡広域都市計画第一種市街地再開発事業の決定(福岡市決定)
新天町・パルコ街区におけるまちづくりの検討状況について
【天神ビッグバン計画外】天神各地で見られるさまざまな変化
天神ビッグバンの流れを受けてともいえそうですが、天神ビッグバンの計画上にない別の建物やエリアでも2026年、これから大きく変わっていくといえる3つのニュースが出てきましたので、ご紹介していきます。
- ラシック福岡天神がリニューアル!
- VIOROが天神アミュプラザに鞍替え!
- 警固公園地下の駐車場廃止→福岡アジア美術館分館へ
ラシック福岡天神がリニューアル!若い世代にアプローチ!

現在、福岡三越において地下1階と9階一部の2フロアにて展開している別業態ラシック福岡天神が5フロアに拡大。今後、地下2階~地上4階の6フロアが福岡三越、5~9階がラシック福岡天神となり、2027年秋リモデルオープン予定を目指し工事中(営業も継続)です。
なお、2026年7月15日現在、8階が改装工事のため全面クローズとなっています。
株式会社岩田屋三越によると、ラシック福岡のリモデルの方向性について「まちの発展の原動力である若い世代やこだわり消費を求める国内外のお客さまが集まる場を創造」などとしており、かつての天神コア・天神ビブレ、2027年に営業を終了するPARCOのような若者に刺さる商業施設になるのか注目したいところです。
VIOROが天神アミュプラザに鞍替え!周辺施設の回遊性向上を目指す!

VIOROも、2027年春には「アミュプラザ天神」に刷新されます。これまでJR九州のターミナル駅の商業施設として展開してきましたが、AMUとして初の中心市街地への進出を果たすこととなります。
JR九州によると「周辺の百貨店や商業施設等との回遊性を意識したテナント構成」と「九州初出店テナントの導入」などを前面に打ち出しており、天神でのお買い物がさらに楽しく、充実したものとなりそうな予感です!
こちらも営業を継続しつつ、リニューアル工事が進んでいく模様です。
警固公園地下の福岡中央自動車駐車場廃止→福岡アジア美術館拡充へ
2026年3月をもって、警固公園の地下部分に設けられていた福岡中央自動車駐車場が廃止されました。老朽化や、福岡市の施策などを廃止の理由としています。今後はアジア美術館分館にリニューアルされる見込みです。
アジア美術館施設拡充等基本計画(原案)の概要によると、拡充先は警固公園となっており、「既存の地下駐車場を再利用し、展示空間として活用するため、天井高さを確保するよう構造等を検討し、ギャラリーを中心とした諸室配置を検討する」と明記されています。
このように、天神ビッグバン以外のニュースも合わせて見ていくと、リアルな天神全体の未来予想図も描けると思います!
Q&A|天神ビッグバン完成予想図(2026年7月現在)
天神ビッグバンはどのくらい進んでいるの?
主要なビル(①〜⑥、⑧)や地下通路(⑨)がすでに竣工しており、プロジェクトの前半戦はほぼ完了しています。現在は、イムズ跡地(⑦)の建築や、パルコ・新天町エリア(⑩)の設計といった、より巨大な後半戦のプロジェクトが動いています。
直近でオープンする大注目施設はどこ?
「天神ビジネスセンターⅡ」が2026年8月4日に開業予定です!2026年6月30日に竣工したばかりのピカピカのビルで、16の商業テナントや地下通路の接続など、天神の中心地がさらに便利になります。
イムズ跡地の完成はいつ頃になりそう?
「(仮称)天神1-7計画」として工事が進んでおり、現在の竣工予定は2027年5月となっています。2027年中には、話題の「エースホテル福岡」などもオープンする予定です。
パルコや新天町の解体はいつ始まるの?
個別の具体的な解体・着工日はまだ正式発表されていませんが、2026年度から設計がスタートしています。また、福岡PARCOは2027年2月末に営業終了することが決定しています。その後、順次解体・新築へと進み、2030年代の完成を目指す計画です。
天神では明治通りの往来がより活発になりそう

こうして見ますと、福岡大名ガーデンシティから天神一丁目15・16番街区までのかなり広いエリアが生まれ変わるのですが、個人的には、あまり通ることがなかった明治通りの往来が増えそうです。
特に水鏡天満宮を中心とする水辺空間の完成を楽しみにしています!
これから福岡旅行を計画している方は、開業を果たしたビルだけではなく、2027年2月に営業終了が決まった福岡パルコや、これから姿を変えていく新天町商店街などをじっくり散策して、今の姿をカメラに収めてみてくださいね。
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