こんにちは。九州旅行完全ガイド(九旅ガイド/KKG)の編集部 所長「ケンジ」です。
食事を楽しんでいる間に、客席がゆっくりと回転し、窓の外の景色が少しずつ変わっていく「回転展望レストラン」。
昭和の時代に人気を集めた施設ですが、現在も営業を続けている場所があり、近年再び注目されています。
では、九州や沖縄にも回転展望レストランはあるのでしょうか?
この記事では、九州・沖縄の現状を調べるとともに、全国で今も回転している4つの飲食施設を紹介します。
九州からの旅行で訪れる際のアクセスや楽しみ方も紹介するので、次の旅の参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 九州・沖縄に現在も回転する展望レストランはあるのか
- 全国で今も回転している4つの飲食施設とその魅力
- 各施設の料金・営業時間・予約時の注意点
- 九州から回転展望レストランを訪れる旅行プラン
- 九州・沖縄にかつて存在した回転レストランと人気再燃の背景
九州・沖縄に現在も回る展望レストランはある?
2026年10月現在、九州・沖縄で営業している回転展望レストランは、調べた範囲では確認できませんでした。
回転展望レストランとは、客席のあるフロア自体がゆっくりと回転し、席に座ったまま360度の景色を楽しめる飲食施設のことです。
九州・沖縄にも眺めのよい展望レストランはありますが、客席が実際に回転する施設とは異なります。
ただし、九州・沖縄に回転展望レストランが一度もなかったわけではありません。
例えば、博多駅近くの「ホテルクリオコート博多」では、かつて回転展望レストランが稼働していました。しかし、2026年5月のホテル側の回答によると、現在は稼働していません。
沖縄県那覇市の旧「沖縄都ホテル」にも回転する展望エリアがありましたが、現在は回転しておらず、ホテル最上階のラウンジとして利用されています。
このほかにも、九州・沖縄には過去の回転レストランに関する記録が残っています。
では、今から回転展望レストランを体験したい場合、どこへ行けばよいのでしょうか?
実は、全国には現在も回転しながら食事やお茶を楽しめる施設が残っています。
全国で現在も回転する飲食施設4選
今回紹介するのは、神戸・京都・三重にある4施設です。
昭和レトロな喫茶店から、夜景を楽しめるカフェ、本格的なコース料理を味わえるレストランまで、それぞれに違った魅力があります。
| 施設名 | 所在地 | 特徴 |
|---|---|---|
| 喫茶コスモス | 兵庫県神戸市 | 昭和レトロな回転喫茶店 |
| Ready go round | 兵庫県神戸市 | 神戸港を望む回転カフェ&バー |
| トップ オブ キョウト | 京都府京都市 | 京都の街並みを望む回転展望フレンチ |
| 東風と海 | 三重県鳥羽市 | 鳥羽湾を望む回転展望レストラン |
① 喫茶コスモス|昭和レトロな回転喫茶店(兵庫県神戸市)
神戸市の須磨浦山上遊園にある「喫茶コスモス」は、昭和の雰囲気を今に残す回転喫茶店です。
回転展望閣の3階にあり、丸いフロアが約55分かけて360度回転します。
窓の外には須磨の海や神戸の街並みが広がり、ドリンクや軽食を楽しみながら、ゆっくりと変わる景色を眺められます。
特に魅力的なのは、喫茶店にたどり着くまでの道のりです。
山陽電車の須磨浦公園駅からロープウェイに乗り、独特な乗り心地で知られる「カーレーター」に乗り換えて回転展望閣へ向かいます。
レトロな乗り物や建物も含めて、昭和の雰囲気を楽しめるのが特徴です。
クリームソーダや軽食を味わいながら、のんびり一周してみてはいかがでしょうか。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 神戸市須磨区一ノ谷町5-3-2 |
| 営業時間 | 10:10〜16:30(L.O.15:30) |
| 休園日 | 原則火曜日(祝日は営業) |
| 回転時間 | 約55分で1周 |
| 入場料 | 大人200円、小学生100円 |
| アクセス | 山陽電車「須磨浦公園駅」からロープウェイ・カーレーターを利用 |
※ロープウェイやカーレーターの利用料金、飲食代は別途必要です。営業時間は季節によって変更される場合があります。
② Ready go round|神戸港を360度見渡す回転カフェ&バー(兵庫県神戸市)
神戸のシンボル「神戸ポートタワー」にも、回転するカフェがあります。
展望3階にある「Ready go round(レディーゴーラウンド)」です。
2024年4月の神戸ポートタワーのリニューアルにあわせて登場したカフェ&バーで、ドーナツ状のフロアが約30分で360度回転します。
神戸港や街並みを眺めながら、オリジナルドリンクやスイーツ、軽食を楽しめます。
喫茶コスモスとの大きな違いは、夜の時間帯まで営業していること。
明るい時間帯には港町らしい景色を、夕方から夜にかけては神戸の夜景を楽しめます。
神戸ポートタワーには屋上デッキや展望フロアもあるので、回転カフェとあわせて観光できるのも魅力です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 神戸市中央区波止場町5-5 |
| 営業時間 | 9:00〜23:00(L.O.22:00) |
| 回転時間 | 約30分で1周 |
| 展望フロア入場料 | 大人1,000円、小・中学生400円 |
| 予約 | 飲食席予約セットチケットあり |
※飲食代は別途必要です。展望フロアへの入場には日時指定チケットが必要で、座席のみの予約はできません。混雑時には入店できない場合もあります。
③ トップ オブ キョウト|京都の街並みを眺める回転展望フレンチ(京都府京都市)
京都駅近くの「リーガロイヤルホテル京都」には、日本でも珍しい回転展望フレンチレストランがあります。
ホテル最上階の14階にある「フレンチダイニング トップ オブ キョウト」です。
回転する客席から京都の街並みを眺めながら、本格的なフランス料理を楽しめます。
フロアが一周する時間は約90分。コース料理を味わっている間に、窓の外の景色が少しずつ変化していきます。
昼には京都の街並みや歴史ある建物を、夕方から夜にかけては移り変わる空の色や夜景を楽しめるのが魅力です。
カジュアルな回転カフェとは異なり、料理そのものが旅の目的になるレストラン。
誕生日や記念日など、特別な京都旅行の食事にもおすすめです。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 京都市下京区・リーガロイヤルホテル京都14階 |
| 営業時間 | ランチ12:00〜15:30、ディナー17:00〜21:30 |
| 定休日 | 不定休 |
| 回転時間 | 約90分で1周 |
| 料金 | ランチ7,000円〜、ディナー14,000円〜 |
| アクセス | JR京都駅から徒歩約7分、無料シャトルバスあり |
※ラストオーダーはランチ14:00、ディナー20:00です。個室は回転しないため、回転する客席で食事を楽しみたい場合は予約時に確認しましょう。ディナーには服装についての案内もあります。
リーガロイヤルホテル京都「トップ オブ キョウト」公式サイト
④ 東風と海|鳥羽湾の景色と会席料理を楽しむ(三重県鳥羽市)
三重県鳥羽市の老舗旅館「戸田家」にも、現在も回転している展望レストランがあります。
その名は「東風と海(こちとうみ)」。
ゆっくりと回転するレストランから鳥羽湾を眺めながら、伊勢志摩の食材を使った会席料理を楽しめます。
伊勢海老や鮑などの地元食材を生かした料理に加え、料理人がお客様の目の前で調理するサービスも特徴です。
窓の外には鳥羽湾の景色が広がり、夕暮れ時には刻々と変化する空や海の表情を楽しめます。
また、戸田家は温泉旅館なので、回転展望レストランでの食事と温泉、宿泊を組み合わせられるのも魅力です。
レストランだけを訪れるより、伊勢志摩の観光とあわせて、ゆっくり滞在する旅行にも向いています。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県鳥羽市鳥羽1-24-26(戸田家) |
| 営業時間 | 通常18:00〜20:30 |
| 料理 | 伊勢志摩の食材を使った会席料理 |
| 日帰り夕食 | 極み会席11,000円〜 |
| 予約 | 事前予約制 |
| アクセス | 近鉄・JR鳥羽駅から徒歩約3分 |
※日帰り夕食は当日午前中まで電話予約を受け付けていますが、予約状況によって利用できない場合があります。宿泊する場合も、夕食会場が「東風と海」になるプランか確認しておきましょう。
「東風と海」での夕食付き宿泊プランもおすすめ
鳥羽温泉郷の老舗旅館「戸田家」では、回転展望レストラン「東風と海」での夕食が付いた宿泊プランも用意されています。
ゆっくりと回転する客席から鳥羽湾の景色を眺めながら会席料理を味わい、その後は温泉でのんびり。食事も宿泊も楽しめる、ちょっと贅沢な伊勢志摩旅行はいかがでしょうか。
なお、夕食会場は宿泊プランによって異なるため、「東風と海」での夕食が含まれているか、予約時に確認しておきましょう。
九州から回転展望レストランを楽しむ旅行へ
せっかく九州から回転展望レストランを訪れるなら、周辺観光も一緒に楽しみたいところです。
今回紹介した4施設があるのは、神戸・京都・鳥羽の3地域。
どこも九州から旅行できる場所ですが、アクセスや楽しみ方はそれぞれ異なります。
博多駅を出発地にした場合の、主なアクセスと旅行日数の目安を比較してみましょう。
| 旅行先 | 博多駅からの主なアクセス | 旅行日数の目安 |
|---|---|---|
| 神戸 | 新神戸駅まで新幹線で約2時間15分 | 1泊2日 |
| 京都 | 京都駅まで新幹線で約2時間45分 | 1泊2日 |
| 鳥羽 | 新幹線で名古屋へ、近鉄特急に乗り換えて鳥羽へ | 1泊2日〜2泊3日 |
※所要時間は代表的な列車による目安で、駅から目的地までの移動時間は含みません。
神戸|2つの回転展望カフェを巡る1泊2日の旅
回転展望レストランを体験することが旅の主な目的なら、神戸がおすすめです。
神戸には昭和レトロな「喫茶コスモス」と、港の景色を楽しめる「Ready go round」の2施設があります。
どちらも神戸市内にあるため、1回の旅行で2種類の回転展望カフェを体験できます。
1日目:回転カフェ巡り
午前中に博多駅を出発し、新幹線で新神戸駅へ。
神戸に到着したら、まずは須磨浦山上遊園の「喫茶コスモス」を目指します。
ロープウェイやカーレーターに乗って山上へ向かい、昭和レトロな喫茶店でゆっくりと景色を楽しみましょう。
その後、神戸の中心部へ移動し、夕方から夜にかけて神戸ポートタワーの「Ready go round」を訪れます。
山上の景色と港町の夜景。1日で異なる2つの回転展望カフェを楽しめるプランです。
宿泊は、三宮・元町・神戸港周辺のホテルが便利です。
2日目:神戸観光を楽しんで九州へ
2日目は、メリケンパークやハーバーランド、南京町などを散策。
神戸らしい港町の風景やグルメを楽しんだ後、新神戸駅から新幹線で九州へ戻ります。
なお、喫茶コスモスは営業時間が比較的短く、原則火曜日が休園日です。神戸ポートタワーも入場チケットの確保が必要なので、訪問日を決める際は両施設の営業状況を確認しておきましょう。
京都|回転展望フレンチを楽しむ特別な1泊2日の旅
料理も景色もゆっくり楽しみたいなら、京都の「トップ オブ キョウト」がおすすめです。
博多駅から京都駅までは新幹線で約2時間45分。
レストランのあるリーガロイヤルホテル京都は京都駅から徒歩圏内なので、観光の合間に立ち寄りやすいのも魅力です。
おすすめは、京都観光とディナーを組み合わせた1泊2日の旅行。
1日目は京都に到着後、寺社巡りや街歩きを楽しみ、夕方からホテルへ。
回転するレストランで京都の景色を眺めながらフランス料理を味わえば、いつもとは少し違う京都旅行を楽しめそうです。
2日目も京都観光を満喫し、夕方までに帰路につくプランなら、1泊2日でも充実した旅行になります。
昼間の眺望を楽しみたい場合は、ランチを予約するのもよいでしょう。
レストランを旅のメインイベントにするなら、食事の予約を確保してから、新幹線やホテルを手配するのがおすすめです。
鳥羽|回転展望レストランと温泉を楽しむ伊勢志摩旅行
温泉や旅館での滞在も楽しみたいなら、鳥羽の「東風と海」が候補になります。
博多駅から鉄道で向かう場合は、新幹線で名古屋駅へ移動し、近鉄特急に乗り換えて鳥羽駅を目指すルートがあります。
戸田家は鳥羽駅から徒歩約3分と、到着後のアクセスも便利です。
神戸や京都と比べると移動時間が長いため、1泊2日から2泊3日程度の旅行がおすすめです。
1日目は九州から鳥羽へ移動し、回転展望レストランで夕食を楽しみ、その後は温泉でゆっくり。
翌日は鳥羽水族館や伊勢神宮などを巡るプランが考えられます。
ただし、戸田家には複数の食事会場があります。
宿泊すれば必ず「東風と海」で夕食を食べられるわけではないため、予約する宿泊プランの食事会場を確認しておきましょう。
どこへ行くか迷ったら、旅行の目的で選ぼう
今回の3地域は、それぞれ旅行の楽しみ方が異なります。
- 神戸: 昭和レトロと新しい回転カフェの両方を楽しみたい人
- 京都: 景色を眺めながら特別なフランス料理を楽しみたい人
- 鳥羽: 温泉や伊勢志摩観光も組み合わせて、ゆっくり旅行したい人
九州からのアクセスと、1回の旅行で2施設を巡れることを考えると、初めての回転展望レストラン旅行には神戸が魅力的です。
一方、記念日などの特別な食事なら京都、旅館での滞在も楽しみたいなら鳥羽がおすすめです。
九州・沖縄にかつて存在した回転展望レストラン
現在も回転している施設は確認できませんでしたが、九州・沖縄にもかつて回転展望レストランがありました。
福岡県や熊本県、沖縄県には過去の記録が残っており、当時の建物を現在も利用している施設もあります。
ここでは、代表的な4つの施設を紹介します。
ホテルクリオコート博多(福岡県福岡市)
博多駅筑紫口のすぐ近くにある「ホテルクリオコート博多」には、かつて回転展望レストランがありました。
2026年5月5日、宿泊予約サイト「じゃらんnet」に寄せられた口コミへのホテル側の回答では、数十年前まで回転展望レストランが稼働していたことが説明されています。
現在、回転設備は稼働していませんが、ホテル自体は営業を続けています。
サンスカイホテル小倉(福岡県北九州市)
北九州市小倉北区の「サンスカイホテル小倉」も、過去に回転展望レストランがあったと伝えられる施設です。
最上階の11階には、小倉市街地や関門海峡を望む展望レストランがありました。
2007年に投稿された当時の来店記録には、以前はフロアが回転していたという記述が残されています。
その後、11階では別の飲食店が営業していましたが、ホテル公式サイトによると、ステーキレストラン「肉最強伝説」は2019年1月31日に閉店しています。
ホテル自体は現在も営業していますが、回転展望レストランとしての営業は行われていません。
タワーレストラン「スカイラーク」(熊本県菊陽町)
熊本県菊陽町にも、かつて「スカイラーク」という回転展望レストランが存在したという記録があります。
場所は、ボウリング場「菊陽ボウル」の隣。
円形のレストランが高い位置に設けられ、客席の床が回転する仕組みだったと、当時を知る人の体験談に残されています。
商業施設の歴史を扱う「都市商業研究所」の記事でも、菊陽ボウルの近くにあった回転展望レストランとして言及されています。
現在は施設がなく、詳しい営業期間なども確認できていませんが、熊本にも回転レストランがあったことを伝える記録です。
旧沖縄都ホテル(沖縄県那覇市)
沖縄県那覇市の旧「沖縄都ホテル」にも、かつて回転する展望レストランがありました。
ホテルの15階に設けられた展望エリアで、客席に座りながら那覇の街並みを楽しめる場所でした。
沖縄の地域メディア「DEEokinawa」が2019年に行った取材では、旧沖縄都ホテル時代から勤務していた料理長が、かつて展望エリアが回転していた頃の様子を語っています。
その後、回転設備は使われなくなりましたが、建物自体は残されました。
沖縄都ホテルは2018年に営業を終了し、その後「ノボテル沖縄那覇」として再開。2026年7月31日には「インフィニシス 那覇 首里城 by ヒューイットリゾート」へ名称変更されています。
現在、かつての回転レストラン部分は、宿泊者向けのプレミアラウンジとして利用されています。
客席は回転しませんが、首里の高台から那覇の街並みを眺められる場所として、今もその面影が残っています。
旧沖縄都ホテルの展望エリアを取材した記事(DEEokinawa)
このように、九州・沖縄にも回転展望レストランが存在した時代がありました。
では、昭和の時代に人気を集めた回転展望レストランは、なぜ全国的に少なくなってしまったのでしょうか?
回転展望レストランはなぜ減少し、再び注目されている?
昭和の時代には全国各地で見られた回転展望レストランですが、現在では数えるほどしか残っていません。
最盛期には全国に50か所以上あったともいわれています。
その数が減少した背景には、回転設備の維持管理の難しさがあります。
回転設備の老朽化や維持費が減少の理由に
回転展望レストランは、一般的なレストランと違い、客席の床を動かすためのモーターやローラー、レールなどの特殊な設備が必要です。
長年使い続けるうちに設備が老朽化し、修理や部品交換に多くの費用がかかるようになりました。
神戸ポートタワーの公式サイトでも、設備の老朽化によって維持費がかさむことや、新しい部品の入手が難しくなっていることが説明されています。
そのため、飲食店そのものが閉店したり、レストランは残っていても回転を停止したりする施設が増えていきました。
一方、京都の「トップ オブ キョウト」は、設備の点検や一部の更新を重ねながら、1969年の開業以来、回転展望レストランとしての営業を続けています。
現在も回り続けている施設の背景には、長年にわたる維持管理があるのです。
回転を停止した後も営業を続けるレストランがある
全国には、かつて客席が回転していたものの、現在は回転を停止して営業を続けているレストランもあります。
- 銀座スカイラウンジ(東京都):東京交通会館15階にあるレストラン。2020年12月に回転営業を終了し、2021年9月のリニューアル後は回転しないレストランとして営業しています。
- VIEW & DINING THE SKY(東京都):ホテルニューオータニの17階にあるレストラン。2019年6月のリニューアルで回転を停止し、現在もビュッフェダイニングとして営業しています。
- コマ展望台(茨城県):筑波山にある展望レストラン。1971年の開業から2012年ごろまで客席が回転していましたが、現在は回転せず、360度の眺望を楽しめる施設として営業しています。
回転を停止した理由は施設によって異なります。例えば、ホテルニューオータニでは、回転を停止して客席数を増やすことがリニューアルの目的の一つでした。回転しなくなった後も、眺望を生かしたレストランとして親しまれている施設があります。
昭和レトロの魅力が若い世代にも人気
数が少なくなった回転展望レストランですが、近年は昭和レトロブームなどを背景に、再び注目されています。
その代表例が、須磨浦山上遊園の「喫茶コスモス」です。
2026年4月27日の東洋経済オンラインでは、一時は施設全体の閉鎖も検討されながら、若い世代を中心に人気を取り戻している様子が紹介されました。
記事によると、須磨浦山上遊園のロープウェイ往復利用者数は、2024年度の約21万人から2025年度には約32万人に増加しています。
この数字はロープウェイの利用者数であり、喫茶コスモス単独の来店者数ではありません。
人気の背景にあるのは、昔ながらの建物や設備が持つレトロな雰囲気だけではありません。
席に座っているだけで景色がゆっくり変わっていくという、ほかではなかなか体験できない面白さも魅力です。
また、京都の「トップ オブ キョウト」も、2026年7月に現役の回転展望フレンチレストランとしてメディアで紹介されています。
全国すべての施設で人気が回復しているとまではいえませんが、かつての珍しい仕組みが、今の時代には新鮮な体験として受け止められているようです。
須磨浦山上遊園の人気回復を取り上げた記事(東洋経済オンライン)
回転展望レストランのよくある質問・まとめ
最後に、回転展望レストランについて気になる疑問をまとめました。
日本には現在も営業している回転展望レストランがある?
はい。数は少なくなりましたが、現在も客席が回転する飲食施設は残っています。
この記事では、神戸の「喫茶コスモス」と「Ready go round」、京都の「トップ オブ キョウト」、三重県鳥羽市の「東風と海」の4施設を紹介しました。
カフェから本格的なレストランまで、営業形態はそれぞれ異なります。
回転展望レストランはどのくらいの速さで回る?
施設によって回転速度は異なります。
例えば、神戸の「Ready go round」は約30分、須磨浦山上遊園の「喫茶コスモス」は約55分、京都の「トップ オブ キョウト」は約90分で一周します。
いずれも景色や食事を楽しめるよう、ゆっくりと回転する仕組みです。
回転展望レストランは酔わない?
回転展望レストランはゆっくりと回転しますが、酔うかどうかには個人差があります。
乗り物酔いしやすい人や、回転する動きが苦手な人は、体調に気をつけて利用しましょう。
心配な場合は、訪問前に施設へ相談しておくと安心です。
回転展望レストランは予約なしでも利用できる?
施設によって異なります。
「喫茶コスモス」は営業日に立ち寄れますが、須磨浦山上遊園の休園日や営業時間に注意が必要です。
「Ready go round」は混雑時に入店できない場合があるため、飲食席予約セットチケットなどの事前確認がおすすめです。
京都の「トップ オブ キョウト」や鳥羽の「東風と海」についても、あらかじめ食事の予約をしておくと安心です。
九州から旅行する場合は、交通機関や宿泊施設を手配する前に、目的のレストランを利用できるか確認しておきましょう。
九州から回転展望レストランへ行くならどこがおすすめ?
初めての回転展望レストラン旅行なら、神戸がおすすめです。
昭和レトロな「喫茶コスモス」と、港の景色が魅力の「Ready go round」を1回の旅行で巡れます。
また、特別な食事を楽しみたいなら京都、温泉や宿泊と組み合わせたいなら鳥羽もおすすめです。
まとめ|回転展望レストランを目指して旅に出よう
今回調べた範囲では、九州・沖縄で現在も回転している展望レストランは確認できませんでした。
かつては福岡や熊本、沖縄にも回転展望レストランがありましたが、現在では回転を停止したり、施設そのものがなくなったりしています。
一方、全国には今も回転しながら景色と食事を楽しめる場所が残っています。
なかでも神戸には2施設あり、九州からの旅行先としても魅力的です。京都や鳥羽にも、それぞれ違った楽しみ方があります。
普段の食事とは少し違う、窓の外の景色がゆっくりと移り変わっていく特別な時間。
次の旅行では、そんな回転展望レストランを目的地にしてみてはいかがでしょうか。
※施設の営業状況・料金・営業時間などは2026年10月時点の確認情報です。訪問前には必ず各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。


