福岡や長崎などから、嬉野温泉へ1泊2日の旅行をご検討中でしょうか。
佐賀県嬉野市にある嬉野温泉は、一般に「日本三大美肌の湯」のひとつとして知られる温泉地。温泉につかってのんびりするのはもちろん、温泉湯どうふやうれしの茶、足湯、温泉街散策など、1泊2日でも楽しみ方がたくさんあります!
しかも、嬉野温泉の楽しみは昼間だけではありません。
夕食後に温泉街へ繰り出してバーで一杯楽しんだり、夜営業の茶処でうれしの茶をゆっくり味わったりと、大人だからこそ楽しめる嬉野温泉の夜もあります。
この記事では、嬉野温泉に思いを馳せる九州在住ライターが、温泉・グルメ・観光・夜散策を組み合わせた嬉野温泉1泊2日モデルコースをご提案します!
基本コースは車なしでも回りやすい内容にしていますので、西九州新幹線を利用する方もぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- 嬉野温泉を1泊2日で楽しむ具体的なモデルコース
- 温泉湯どうふ・うれしの茶・日帰り温泉などの楽しみ方
- 車なしと車ありで変わる観光スポットや回り方
- バーや夜の茶処など嬉野温泉ならではの大人の夜の過ごし方
出発前に確認しておきたい九州旅行の準備チェックリストはこちら>>
嬉野温泉1泊2日モデルコース|1日目・2日目の回り方
今回ご提案するのは、嬉野温泉に1泊して、温泉街・グルメ・うれしの茶・夜散策まで楽しむコースです。
あれもこれも詰め込むのではなく、嬉野温泉らしく温泉に入ったり、お茶を飲んだりしながら佐賀の言葉でいう『ゆっつら(ゆっくり、ゆったり)』過ごせる旅程にしています。
まずは嬉野温泉1泊2日のモデル日程を確認
先に結論からいうと、嬉野温泉は1泊2日あれば、温泉・湯どうふ・嬉野茶・温泉街散策を無理なく楽しめます。
| 時間 | 1日目 |
|---|---|
| 13:00頃 | JR嬉野温泉駅に到着・温泉街へ移動 |
| 13:30頃 | 温泉湯どうふでランチ |
| 14:30頃 | 豊玉姫神社・湯宿広場など温泉街を散策 |
| 15:30頃 | 旅館・ホテルにチェックイン |
| 16:00頃 | 温泉でのんびり |
| 18:00頃 | 夕食 |
| 20:30頃 | 夜の嬉野温泉街へ |
| 21:00頃 | バーまたはTea Salon TSUBAKI |
| 23:00頃 | 宿へ戻って就寝 |
| 時間 | 2日目 |
|---|---|
| 7:00頃 | 朝風呂 |
| 8:00頃 | 朝食 |
| 10:00頃 | チェックアウト |
| 10:15頃 | シーボルトの湯・温泉街散策 |
| 11:30頃 | うれしの茶交流館 チャオシル |
| 13:00頃 | ランチ・うれしの茶で休憩 |
| 15:30頃 | 嬉野温泉駅・うれしの まるくへ |
| 16:00~17:00頃 | お土産を購入して帰路へ |
1日目|温泉湯どうふと温泉街散策を楽しんで宿へ

1日目は早い時間から観光地を何カ所も巡るのではなく、温泉街そのものを楽しむ日にしてみてはいかがでしょうか。
- 13:00頃
JR嬉野温泉駅到着・温泉街へ移動 - 13:30頃
温泉湯どうふでランチ - 14:30頃
豊玉姫神社・湯宿広場などを散策 - 15:30頃
旅館・ホテルへチェックイン - 16:00頃
入浴・休憩 - 18:00頃
夕食
嬉野温泉駅からはバスやタクシーで温泉街へ
西九州新幹線のJR嬉野温泉駅と、旅館や飲食店が集まる嬉野温泉街は少し離れています。
歩くこともできますが、荷物を持っている到着日は、路線バスやタクシー、宿の送迎サービスなどを利用するのがおすすめです。
なお、福岡方面からJRで向かう場合は、博多駅から特急「リレーかもめ」などで武雄温泉駅へ向かい、武雄温泉駅で西九州新幹線「かもめ」に乗り換えて嬉野温泉駅へ向かうのが基本です。
長崎駅からは、西九州新幹線「かもめ」で嬉野温泉駅へ向かえます。
ランチは嬉野名物の温泉湯どうふを
嬉野へ到着したら、まず食べていただきたいのが温泉湯どうふです。
嬉野温泉の温泉水で豆腐を煮ることで、豆腐がとろりとした食感になり、煮汁も白く変化していきます。
温泉街には温泉湯どうふを提供するお店がありますので、昼食に組み込めば「嬉野に来た!」という旅気分も一気に高まります。
豊玉姫神社と湯宿広場をのんびり散策
ランチのあとは、そのまま温泉街を歩いてみましょう。
豊玉姫神社は温泉街の中心部にある神社です。参拝したあとは、近くの湯宿広場へ。
湯宿広場には足湯のほか、全国的にも珍しい足蒸し湯があり、観光途中の休憩にもぴったりです。足湯は8:00~23:00、足蒸し湯は9:00~20:00まで無料で利用できます。
「旅館に入る前から温泉気分を味わいたい」という方にもおすすめですよ!
15時台には宿へ入り温泉を満喫
15時~16時頃には宿へチェックインして、少しゆっくりする時間を取りましょう。
せっかく嬉野温泉へ泊まりに来たのであれば、観光を詰め込みすぎず、明るいうちから温泉につかって、湯上がりに部屋でのんびりする時間も大切にしたいところ。
夕食付きの旅館なら、18時前後から会席料理や佐賀の食材を楽しみ、そのあとにもう一度温泉へ入るのもいいですね。
嬉野温泉の夜|バーや茶処で大人時間を楽しむ
夕食と温泉を楽しんだあとは、そのままお部屋でくつろぐのももちろんアリ。
ですが、せっかくなら少しだけ温泉街に繰り出してみませんか。
嬉野温泉街には夜営業のお店もあり、昼間とは少し違った落ち着いた空気の中で大人の温泉旅らしい夜を楽しめます。
お茶で締めるならTea Salon TSUBAKI
お酒を飲まない方にもおすすめしたいのが、和多屋別荘内にあるTea Salon TSUBAKIです。
急須で淹れるうれしの茶のほか、ティーモクテルやティーカクテル、甘味などを楽しめる夜の茶処で、和多屋別荘の宿泊者以外も利用できます。
「温泉旅行の夜=お酒」だけではなく、お茶をゆっくり味わいながら1日を振り返る時間をつくれるのは、お茶の町・嬉野ならではではないでしょうか。
カクテルを楽しむならBar&Cafe Y
お酒を楽しみたい方には、温泉街にあるBar&Cafe Yという選択肢もあります。
旬のフルーツを使ったカクテルなどを楽しめるオーセンティックバーで、夜の営業時間は19:00~翌2:00。ノンアルコールメニューも用意されています。
旅館で夕食を済ませたあとでも立ち寄りやすく、嬉野温泉で「もう少しだけ夜を楽しみたい」というときにぴったりです。
夜営業のお店は事前確認を|バーや飲食店は営業時間・定休日が変更される場合があります。訪問日の営業状況は、店舗公式サイトや公式SNSなどで確認してから向かいましょう。
2日目|シーボルトの湯とうれしの茶を楽しむ

2日目は、朝風呂と朝食を楽しんでから10時頃にチェックアウト。
そのあともすぐ帰るのではなく、公衆浴場とうれしの茶を楽しんでから帰路につきましょう!
- 7:00頃
朝風呂 - 8:00頃
朝食 - 10:00頃
チェックアウト - 10:15頃
シーボルトの湯 - 11:30頃
うれしの茶交流館 チャオシル - 13:00頃
ランチ・休憩 - 15:30頃
嬉野温泉駅・うれしの まるく - 16:00~17:00頃
お土産を購入して帰路へ
シーボルトの湯で最後まで温泉を満喫

宿をチェックアウトしたあとに立ち寄りたいのが、レトロな外観が印象的な嬉野温泉公衆浴場「シーボルトの湯」です。
大浴場のほか貸切湯もあり、宿泊した旅館とはまた違った雰囲気で嬉野温泉を楽しめます。
| 営業時間 | 6:00~22:00(入場制限21:30) |
|---|---|
| 休館日 | 毎月第3水曜日(祝日の場合は翌日) |
| 大浴場 | 大人450円・小学生220円 |
| 貸切湯 | 50分2,500円+大人は入湯税 |
| アクセス | 嬉野バスセンターから徒歩約7分/嬉野温泉駅から車約5分 |
うれしの茶交流館 チャオシルでお茶を知る

嬉野といえば温泉と並んで忘れてはいけないのがうれしの茶です。
「うれしの茶交流館 チャオシル」は、うれしの茶の歴史やお茶ができるまでを学んだり、実際にお茶を味わったりできる交流施設。
ただ展示を見るだけではなく、お茶の淹れ方体験や、嬉野温泉の温泉水を使ったうれしの温泉茶染め体験などが用意されているのも魅力です。

お茶の淹れ方体験は約30分、茶染め体験は約60分なので、体験に参加する場合はその時間を見込んで旅程を組みましょう。
なお、春の茶摘み体験は期間限定です。2026年分の受付はすでに終了しており、釜炒り体験も2026年9月時点では受付中止となっています。
帰る前は嬉野温泉駅隣接の「うれしの まるく」へ
帰りの新幹線まで時間があるなら、JR嬉野温泉駅に隣接する道の駅「うれしの まるく」へ。
道の駅エリアには観光情報を得られる「まるくアイズ」のほか、足湯・手湯・公園などが整備されています。
駅に隣接しているので、車なし旅行でも帰る直前まで嬉野を楽しめるのがうれしいところです。
最後にお土産を選んだり、足湯でひと休みしたりしてから帰路につきましょう!
車があるなら2日目に塩田津まで足を延ばすのもおすすめ

自家用車やレンタカーで嬉野を訪れるのであれば、2日目の午後に塩田津へ足を延ばすプランもおすすめです。
塩田津は嬉野市塩田町にある歴史的な町並みで、白壁の町家などが残る重要伝統的建造物群保存地区です。
かつては塩田川の船運を利用した物資の集散地として栄え、焼き物などの積み出し港としても重要な場所でした。
温泉街とはまったく異なる雰囲気なので、温泉・お茶だけではなく嬉野の歴史にも触れてみたい方にはぴったりです。
塩田津や武雄温泉まで足を延ばすなら、嬉野温泉駅周辺や佐賀・長崎方面でレンタカーを借りると動きやすくなりますよ。
国の重要文化財「西岡家住宅」
塩田津を代表する建築物のひとつが、国の重要文化財に指定されている西岡家住宅です。
西岡家はこの地域を代表する豪商で、現在残る住宅は江戸末期頃の建築と考えられています。
町並みを歩いていると、温泉街とはまた違う嬉野の一面を感じられますよ。
交通と宿を別々に予約するのが面倒な場合は、宿泊と交通をまとめて比較しておくと便利です
嬉野温泉1泊2日を楽しむためのポイント
ここからは、嬉野温泉1泊2日旅行を計画するときに気になりやすい交通手段・日帰り温泉・グルメ・宿泊場所について整理します。
車なしでも十分楽しめますが、「どこまで観光したいか」でおすすめの移動手段は変わります。
嬉野温泉は車なしでも1泊2日で楽しめる?
結論からいうと、嬉野温泉街を中心に1泊2日で過ごすなら車なしでも楽しめます。
旅館、温泉湯どうふのお店、足湯、豊玉姫神社、シーボルトの湯、バーなどは温泉街周辺に集まっています。
一方で、チャオシルや塩田津など温泉街から離れた場所まで効率よく回るなら、車がある方が便利です。
| 目的 | 車なし | 車あり |
|---|---|---|
| 温泉街散策 | ◎ 徒歩で回りやすい | ◎ 宿に車を置いて徒歩がおすすめ |
| 温泉湯どうふ | ◎ | ◎ |
| シーボルトの湯 | ◎ | ◎ |
| 夜のバー・茶処 | ◎ 飲酒するならむしろ便利 | ○ 宿に車を置いて徒歩で |
| チャオシル | ○ 徒歩・タクシーなど | ◎ |
| 塩田津 | △ 移動計画が必要 | ◎ |
| 武雄温泉との周遊 | ○ JR・バス利用 | ◎ |
特に今回のように夕食後にバーやTea Salon TSUBAKIへ行く大人旅なら、宿を温泉街に取って徒歩で夜散策を楽しむスタイルと相性がいいですよ。
嬉野温泉では宿の温泉と日帰り湯を楽しむ
せっかく嬉野温泉に泊まるなら、宿の温泉だけでなく、日帰り温泉にも立ち寄って湯めぐりを楽しむのもおすすめです。
温泉街で立ち寄りやすい施設には、シーボルトの湯やうれしの源泉 百年の湯があります。
シーボルトの湯は温泉街散策と組み合わせやすく、今回の車なしモデルコースにも組み込んでいます。
一方、百年の湯には大浴場のほか家族湯もあり、夫婦や家族でゆっくり温泉を楽しみたい方の候補になります。
シーボルトの湯や百年の湯など、日帰り温泉の料金・営業時間や貸切風呂の利用方法は、嬉野温泉ガイドで詳しく比較しています。立ち寄る施設を決める際に参考にしてください。
嬉野温泉で食べたいグルメは温泉湯どうふとうれしの茶
嬉野温泉旅行では、温泉だけではなく食もしっかり楽しんでいただきたいです。
なかでも外せないのは、やはり温泉湯どうふとうれしの茶。
温泉湯どうふは1日目のランチ、うれしの茶は2日目のチャオシルや夜のTea Salon TSUBAKIに組み込むと、1泊2日の中で嬉野らしい食文化をバランスよく楽しめます。
甘いものが好きなら、うれしの茶を使ったアイスやお菓子を探してみるのもいいですね。
温泉街のお店をのぞきながら、お茶や湯どうふ関連の商品をお土産に選ぶ時間も旅行の楽しみです!
宿は駅前より温泉街がおすすめ?
今回のモデルコースなら、基本的には温泉街にある旅館・ホテルがおすすめです。
夕食後に徒歩で温泉街を散策したり、バーや茶処へ出かけたりしやすく、朝も旅館の温泉を楽しめます。
一方、翌朝早い時間に新幹線で移動する方や、温泉宿より駅へのアクセスを優先したい方には、嬉野温泉駅前の宿も選択肢です。
嬉野温泉の旅館・ホテルを探す
駅前に泊まりたい場合は、フェアフィールド・バイ・マリオット・佐賀嬉野温泉もあります。
嬉野温泉と武雄温泉を一緒に回るのもアリ
もう少し旅行日程に余裕があるなら、嬉野温泉だけではなく武雄温泉を組み合わせるのもおすすめです。
どちらも佐賀を代表する温泉ですが、温泉街の雰囲気や観光スポットは異なります。
「今回はどちらに泊まろう?」と迷っている方は、武雄温泉と嬉野温泉を入浴・アクセス・観光・宿で比較した記事もあわせてご覧ください。
子連れ旅行で家族風呂を重視するなら、武雄温泉の家族風呂と子連れ観光スポットをまとめた記事も参考になります。
2泊3日に延ばせるなら、武雄温泉のほか、長崎市街地やハウステンボスまで旅を広げるのも楽しそうです。
嬉野温泉1泊2日モデルコースのよくある質問
嬉野温泉は1泊2日で十分楽しめますか?
温泉街散策、温泉湯どうふ、宿の温泉、シーボルトの湯、うれしの茶など主要な楽しみ方であれば、1泊2日でも十分楽しめます。塩田津や武雄温泉など周辺までじっくり巡りたい場合は、2泊以上あると余裕が生まれます。
嬉野温泉は車なしでも観光できますか?
はい。温泉街を中心に回るなら徒歩で観光しやすく、JR嬉野温泉駅からはバスやタクシーも利用できます。チャオシルや塩田津など郊外まで効率よく回るなら車があると便利です。
嬉野温泉駅から温泉街までは歩けますか?
歩くことはできますが、駅と温泉街は少し離れています。スーツケースなど大きな荷物がある場合は、バス・タクシー・宿泊施設の送迎サービスなどを利用する方が楽です。
嬉野温泉の夜は何をして過ごすのがおすすめ?
旅館の温泉でゆっくり過ごすのはもちろん、温泉街を散策してバーへ出かけるのもおすすめです。お酒を飲まない場合は、Tea Salon TSUBAKIでうれしの茶やティーモクテルを楽しむ過ごし方もあります。
温泉湯どうふはいつ食べるのがおすすめ?
今回のモデルコースでは1日目のランチにしています。宿の夕食・朝食で提供される場合もあるため、宿泊プランの食事内容を確認してからランチを決めると重複を避けられます。
チャオシルは予約が必要ですか?
施設見学や喫茶利用だけなら予約不要です。お茶の淹れ方体験や茶染め体験はオンライン予約ができるため、参加したい場合は事前予約しておくと安心です。
嬉野温泉は夫婦旅行や大人の女子旅にも向いていますか?
温泉だけでなく、お茶・グルメ・足湯・夜のバーや茶処などをゆっくり楽しめるため、夫婦旅行や大人の女子旅とも相性の良い温泉地です。観光スポットを急いで巡るより、宿や温泉街で過ごす時間を長めに取ると嬉野らしさを味わえます。
嬉野温泉1泊2日モデルコースまとめ
嬉野温泉は、温泉に入るだけではなく、温泉湯どうふ、うれしの茶、温泉街散策、足湯、そして夜のバーや茶処まで楽しめる温泉地です。
1泊2日なら、初日は早めに温泉街へ入り、ランチと散策を楽しんでから宿へ。夜は少しだけ温泉街へ繰り出し、2日目はシーボルトの湯やチャオシルを巡るくらいのペースがちょうどいいのではないでしょうか。
車なしなら温泉街を中心にゆっくり、車があるなら塩田津まで足を延ばす。
旅のスタイルに合わせて少しアレンジしながら、嬉野の地で温泉につかって癒しと明日へのパワーを手に入れてくださいね!

