こんにちは。九州旅行完全ガイド(九旅ガイド/KKG)編集部のケンジです。
2026年10月3日に発表された都道府県魅力度ランキングで、佐賀県が全国最下位の47位となりました。
「佐賀県って、そんなに魅力がないの?」と思った方もいるかもしれません。
ところが、同じ2026年に発表された幸福度調査では、佐賀県は全国2位という結果に。
魅力度は47位なのに、幸福度は2位。
一見すると正反対のような数字ですが、実はこの2つの調査は、まったく違うものを評価しています。
さらに、魅力度ランキングの発表を受けたSNSでは、「住むなら佐賀がいい」「あまり知られなくてもいい」「福岡や長崎からよく遊びに行く」といった声も見られました。
では、佐賀県は本当に魅力がないのでしょうか。それとも、全国的な評価と実際の旅行先としての価値には違いがあるのでしょうか。
この記事では、2026年のランキング結果とSNSの反応を踏まえながら、旅行者にとっての佐賀県の魅力を考えていきます。
この記事でわかること
- 2026年に佐賀県が魅力度47位になった理由
- 幸福度2位と魅力度ランキングの違い
- 佐賀県民や近隣県民のSNSでの反応
- 旅行者におすすめしたい佐賀の楽しみ方
佐賀県は2026年の魅力度ランキングで47位
まずは、2026年の魅力度ランキングで佐賀県がどのように評価されたのかを見ていきましょう。
注目したいのは、順位だけでなく点数の変化、そして幸福度や観光意欲度との違いです。
2026年の佐賀県は47位・15.1点
ブランド総合研究所が実施した「地域ブランド調査2026」で、佐賀県は47都道府県中47位となりました。
2026年10月3日に公表された結果を、前年と比較すると次のとおりです。
| 項目 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|
| 佐賀県の順位 | 45位 | 47位 |
| 魅力度 | 15.4点 | 15.1点 |
順位は2つ下がりましたが、点数の低下は0.3点です。
さらに、2026年の46位は茨城県の15.2点。佐賀県との差は、わずか0.1点でした。
こうして点数を見ると、47位という順位の印象が少し変わりませんか。
もちろん、調査で最下位だったことは事実です。しかし、佐賀県がこの1年間で急に魅力を失ったという意味ではありません。
順位は、ほかの都道府県との点数差によっても変わります。そのため、前年からの点数の変化や、順位が近い県との差も合わせて見ることが大切です。
出典:ブランド総合研究所「都道府県魅力度ランキング2026」
魅力度ランキングは何を評価している?
そもそも、都道府県魅力度ランキングは何を調べているのでしょうか。
ブランド総合研究所の地域ブランド調査では、全国の消費者に各地域をどの程度魅力的だと感じるかを尋ねています。
2026年の調査では、認知度や地域イメージ、観光意欲度、居住意欲度など、合計91項目を調査。全国31,666人の有効回答をもとに集計しています。
ここで押さえておきたいのは、魅力度ランキングは、実際に旅行した人の満足度ランキングではないということです。
例えば、佐賀県へ一度も行ったことがない人でも、テレビやインターネットなどで知っている情報や、その地域に対するイメージから評価することがあります。
そのため、ランキング47位だからといって「日本で47番目に観光資源が少ない」「訪れても満足できない」とは言えません。
一方で、全国の消費者から見た佐賀県の魅力度が低いという結果も、無視できない事実です。
魅力度47位は、全国から見た佐賀県の評価を示す数字。ただし、旅行先としての満足度や観光資源の豊富さを直接示した順位ではありません。
観光意欲度と魅力度はどう違う?
旅行先としての評価を考えるなら、「観光意欲度」も気になるところです。
観光意欲度は、その地域へ観光や旅行に行きたいと思うかを尋ねた指標。一方、魅力度は、その地域をどれほど魅力的だと感じるかを尋ねています。
つまり、魅力的だと感じることと、実際に旅行へ行きたいと思うことは、必ずしも同じではありません。
なお、2026年の佐賀県の観光意欲度については、本記事の執筆時点で順位と点数を確認できていません。
そのため、過去の調査結果を2026年の評価として扱うことは避け、ここでは指標の違いを押さえておきます。
参考:ブランド総合研究所「観光に行きたい都道府県ランキング」2025年調査結果
幸福度調査2026では佐賀県が全国2位
ここで、もう一つのランキングを見てみましょう。
2026年5月18日に公表された「幸福度調査2026」では、佐賀県が62.9点で全国2位となりました。
| 順位 | 都道府県 | 幸福度 |
|---|---|---|
| 1位 | 沖縄県 | 65.8点 |
| 2位 | 佐賀県 | 62.9点 |
| 3位 | 愛知県 | 62.8点 |
この調査は、各都道府県に住む人々に対して「あなたは幸せですか」と質問し、その回答を点数化したものです。
「とても幸せ」「少し幸せ」などの5段階から選んでもらい、100点から0点までの点数を割り当てて集計しています。
なお、調査そのものは2025年11月に実施され、2026年に結果が発表されました。
注意したいのは、全国的に幸福度の点数が前年より低下していること。佐賀県も点数自体は前年を下回っています。
つまり、全国2位という結果は、佐賀県民の幸福度が前年より高まったことを意味するわけではありません。
それでも、全国の中で佐賀県が上位になったことは注目に値します。
魅力度47位と幸福度2位は矛盾する?
では、なぜ魅力度47位と幸福度2位という、これほど違う結果が出たのでしょうか。
答えは、それぞれの調査が評価しているものが違うからです。
| 指標 | 評価している内容 |
|---|---|
| 魅力度 | その地域をどれほど魅力的だと感じるか |
| 観光意欲度 | その地域へ観光に行きたいと思うか |
| 幸福度 | 住民自身がどれほど幸せだと感じているか |
例えば、ある地域に住んでいる人が、家族や友人との時間、生活のしやすさ、慣れ親しんだ環境などに満足していたとします。
でも、その地域が全国の人から「一度は旅行したい場所」と評価されるとは限りません。
反対に、有名な観光地がたくさんある県だからといって、そこに住む人の幸福度まで必ず高いとは言えないでしょう。
つまり、全国からどう見られているかと、そこに住む人がどのように感じているかは別の話なんです。
幸福度2位を理由に「佐賀県は本当は観光地として全国2位の実力がある」と結論づけることもできません。
ただ、魅力度47位という数字だけで佐賀県全体の価値を決めてしまうのも、少し違うのではないでしょうか。
SNSで見られた佐賀県民や旅行者の声
魅力度ランキングの発表後、Threadsには佐賀県に関するさまざまな声が寄せられました。
印象的だったのは、最下位という結果に落胆する声だけではなかったことです。
中には、最下位をユーモアとして受け止めたり、全国的に有名になりすぎなくてもいいと考えたりする投稿もありました。
また、暮らす場所として佐賀県を評価する声や、静かに過ごせることを魅力に感じる声も見られます。
これは、幸福度2位という数字を考えるうえでも興味深い反応です。
さらに、福岡県や長崎県など、佐賀県の近隣地域から繰り返し遊びに行くという投稿もありました。
温泉やグルメを楽しんだり、週末のドライブ先として訪れたりと、佐賀県との付き合い方は人それぞれ。
全国的な人気ランキングだけでは見えない、近隣県からの旅行という視点もあります。
ただし、SNSの投稿は一部の利用者の個人的な意見です。佐賀県民全体の考えや、観光客の満足度を示すものではありません。
また、「佐賀県は混雑しないからいい」という声があっても、実際にすべての観光地が空いているわけではないので、その点は分けて考える必要があります。
ランキングには順位や点数が表れますが、そこに住む人の思いや、何度も訪れる人が感じる良さまで、すべて数字にできるわけではありません。
魅力度47位の佐賀県は旅行先としてどう?
ここまでランキングとSNSの反応を見てきましたが、九州旅行完全ガイドとして一番考えたいのは、ここからです。
では、佐賀県を旅行するなら何を楽しめるのでしょうか。
佐賀県には、温泉、海鮮グルメ、歴史、伝統工芸、季節のイベントなど、異なる楽しみ方があります。
すべてを一度の旅行で回る必要はありません。むしろ、興味のあるものを一つ選んで目的地を決める方が、満足できる旅行を計画しやすいかなと思います。
温泉なら嬉野温泉・武雄温泉
佐賀県で温泉旅行を楽しむなら、まず候補に挙がるのが嬉野温泉と武雄温泉です。
嬉野温泉は、なめらかな肌触りのお湯で知られる温泉地。温泉旅館でゆっくり過ごし、名物の温泉湯豆腐を味わう旅もいいですね。
一方の武雄温泉は、朱色の楼門が印象的な歴史ある温泉地です。
武雄温泉楼門を見学したり、周辺の観光スポットを巡ったりと、温泉に加えて観光も楽しみたい人に向いています。
どちらも佐賀県を代表する温泉ですが、旅の目的によって選び方は変わります。
温泉宿でのんびり過ごしたいのか、観光と日帰り入浴を組み合わせたいのか。この違いを考えると、目的地を決めやすくなりますよ。
両温泉の違いや観光、宿泊先については、武雄温泉と嬉野温泉はどっちがおすすめ?入浴・アクセス・観光・宿の比較で詳しく紹介しています。
また、にぎやかな観光地より落ち着いた温泉滞在を楽しみたいなら、佐賀市富士町の古湯温泉も候補になります。
温泉を目的に佐賀を訪れるなら、日帰りだけでなく1泊して過ごす旅行にも魅力があります。
海鮮グルメなら唐津・呼子
おいしいものを食べに出かけたいなら、佐賀県北部の唐津・呼子エリアはいかがでしょうか。
呼子といえば、やはりイカの活造りが有名です。
新鮮なイカを目当てに訪れる人も多く、食事そのものを旅行の目的にしやすいエリアとなっています。
呼子朝市を散策したり、海沿いの景色を楽しんだりするのもおすすめ。
また、呼子では海中展望船「ジーラ」や七ツ釜遊覧船「イカ丸」といった、海の景色を楽しめる観光船も運航されています。
イカを食べるだけで帰るのは、ちょっともったいないかもしれません。
唐津城や虹の松原など、唐津周辺の観光スポットと組み合わせれば、海鮮グルメと海の景色を楽しむ日帰り旅行も計画できます。
呼子の観光船やグルメについては、呼子のジーラとイカ丸の違い・グルメ・観光スポットも参考にしてみてください。
なお、呼子のイカは漁や仕入れの状況によって提供内容が変わる場合があります。人気店では待ち時間が発生することもあるため、時間に余裕を持って計画したいところです。
歴史や神社巡りなら吉野ヶ里・祐徳稲荷
佐賀県には、歴史を感じられる観光スポットもあります。
代表的なのが、神埼市と吉野ヶ里町にまたがる吉野ヶ里歴史公園です。
弥生時代の大規模な環壕集落を再現した建物などがあり、教科書で学んだ弥生時代の暮らしを身近に感じられます。
歴史に興味がある人はもちろん、家族で訪れる観光先としても選びやすい場所です。
また、鹿島市の祐徳稲荷神社も見逃せません。
山の斜面に建つ壮麗な社殿は印象的で、神社の歴史や建築を楽しみたい人におすすめです。
さらに、唐津市には豊臣秀吉の朝鮮出兵に関連する名護屋城跡もあります。
佐賀県には歴史好きの人が時間をかけて訪ねたくなる場所が点在しているんです。
伝統工芸なら有田・伊万里
観光名所を巡るだけではなく、焼き物に触れる旅も佐賀ならではの楽しみ方です。
佐賀県西部の有田町は、日本を代表する磁器の産地として知られています。
有田焼の器を見比べたり、窯元や陶磁器を扱う店舗を訪ねたりすれば、お気に入りの一品に出会えるかもしれません。
伊万里エリアも、焼き物の歴史と文化に触れられる地域です。
特に、器や雑貨が好きな人なら、買い物そのものが旅行の大きな目的になるでしょう。
施設によっては陶芸などの体験ができる場合もあります。見学や体験を中心に旅を組み立てるのも面白いですね。
温泉や海鮮だけでなく、伝統工芸を目的に旅ができるのも佐賀県の魅力です。
秋ならバルーンフェスタや紅葉
季節のイベントを目的に佐賀県を訪れるのもおすすめです。
特に秋の代表的なイベントが、佐賀インターナショナルバルーンフェスタ。
2026年は10月30日から11月3日にかけて、競技やバルーン関連のイベントが予定されています。
広い空に色とりどりの熱気球が浮かぶ光景は、佐賀を代表する風景の一つでしょう。
ただし、バルーンの飛行は天候に左右されるため、開催期間中なら必ず飛ぶというわけではありません。
また、会場周辺の混雑や交通アクセスにも注意が必要です。
初めて訪れる方は、佐賀バルーンフェスタ2026の日程・見どころ・アクセス・駐車場ガイドを参考に、当日の動き方を考えてみてください。
さらに、11月には紅葉を楽しむ旅行もおすすめです。
期間限定で一般公開される九年庵や、紅葉とライトアップが美しい御船山楽園など、秋の佐賀には見どころがあります。
福岡方面から車で出かけるなら、佐賀紅葉ドライブ2026|九年庵・武雄温泉・御船山楽園のモデルコースも参考になります。
このように、旅行する季節を決めてから佐賀の目的地を選ぶという楽しみ方もありますよ。
佐賀旅行は日帰りと宿泊どっち?
佐賀県を旅行するなら、日帰りと宿泊のどちらがいいのでしょうか。
これは、出発する場所と旅行の目的によって変わります。
福岡方面からなら、唐津・呼子での海鮮グルメや、武雄温泉の日帰り入浴など、目的地を一つのエリアに絞った旅行が考えられます。
一方で、嬉野温泉の旅館でゆっくり過ごしたい場合や、唐津と武雄など離れた地域を巡りたい場合は、宿泊を組み合わせると予定に余裕が生まれます。
| 旅行スタイル | おすすめの楽しみ方 |
|---|---|
| 福岡から日帰り | 唐津・呼子で海鮮グルメと観光 |
| 温泉中心の1泊旅行 | 嬉野温泉・武雄温泉で宿泊 |
| 歴史・文化を楽しむ | 吉野ヶ里・有田など目的別に巡る |
| 秋のイベント旅行 | バルーンフェスタや紅葉を目的に訪れる |
佐賀県内の観光スポットは、必ずしも一か所にまとまっているわけではありません。
そのため、行きたい場所を詰め込みすぎると、移動だけで時間が過ぎてしまう可能性もあります。
特に初めての佐賀旅行なら、一つの地域と一つの目的を中心に計画するのがおすすめです。
温泉を楽しみたいなら宿泊、海鮮ランチやドライブが目的なら日帰り。そんな選び方でも、十分に佐賀旅行を楽しめるでしょう。
大切なのは、有名観光地を何か所回ったかではなく、旅行で何を楽しめたかではないでしょうか。
佐賀県の魅力度ランキングに関するFAQ
佐賀県は2026年の魅力度ランキングで何位ですか?
ブランド総合研究所の「地域ブランド調査2026」で、佐賀県は47都道府県中47位でした。魅力度は15.1点で、前年の45位から2つ順位を下げています。
ただし、46位の茨城県とは0.1点差でした。ランキングの順位だけでなく点数も合わせて見ることが大切です。
佐賀県の幸福度が全国2位なのは本当ですか?
はい。2026年5月に発表された「幸福度調査2026」では、佐賀県は62.9点で全国2位となりました。
ただし、幸福度は住民自身が感じる幸せを調べたものであり、観光地としての魅力度や旅行満足度を示す指標ではありません。
佐賀県が魅力度最下位になった理由は何ですか?
2026年の調査では、佐賀県の魅力度が15.1点となり、47位でした。ただし、この結果だけで最下位になった原因を一つに特定することはできません。
魅力度は、回答者がその地域をどの程度魅力的だと感じるかを尋ねる指標です。佐賀県の観光スポットの数や、旅行した人の満足度が全国47位だったという意味ではありません。
佐賀県にはどんな観光の魅力がありますか?
嬉野温泉・武雄温泉などの温泉地、呼子のイカ、吉野ヶ里歴史公園、祐徳稲荷神社、有田焼、佐賀インターナショナルバルーンフェスタなどがあります。
温泉、グルメ、歴史、伝統工芸、季節のイベントから、興味に合った旅行先を選べます。
まとめ|佐賀県の魅力は順位だけで決まらない
2026年の都道府県魅力度ランキングで、佐賀県は全国47位となりました。
一方、幸福度調査2026では全国2位。両者は大きく異なる順位ですが、そもそも調査している内容が違います。
全国から見た地域イメージと、そこに住む人が感じる幸せは、同じものではありません。
そして、旅行者にとっての佐賀県の価値も、ランキングの順位だけでは判断できないはずです。
嬉野・武雄の温泉、唐津・呼子の海鮮グルメ、吉野ヶ里の歴史、有田・伊万里の焼き物、そしてバルーンフェスタ。
こうして見ていくと、佐賀県にはさまざまな旅行の目的地があります。
もちろん、誰にとっても佐賀県が一番の旅行先というわけではありません。
大都市でのショッピングや華やかな観光を楽しみたい人もいれば、温泉でゆっくり過ごしたい人、おいしい海鮮を食べに行きたい人もいるでしょう。
魅力度ランキングの順位より、自分が旅行で何をしたいか。
私は、旅行先を選ぶときには、その視点を大切にしたいと思います。
「47位だから行かない」と決めてしまうのは、ちょっともったいないかもしれません。
次の九州旅行では、ランキングの数字から少し離れて、あなた自身の興味に合った佐賀県の楽しみ方を探してみてはいかがでしょうか。
