CHAPTER 04 / 旧門司三井倶楽部
第4章|音の暗号に残る記憶
四枚目の絵はがきには、落ち着いた佇まいの洋館と、古い音楽帳のようなものが描かれている。
あなたは祖父がピアノを弾いてくれた日を思い出した。上手に弾けた日も、途中で間違えた日も、最後には笑顔で振り返った。「もう一曲聴いていくかい?」
四つの楽譜と、関門・移転・福・文化という四つの言葉。どうやら音符の高さが文字を表し、最後の三つの音符に答えが隠されているらしい。
「音の高さを比べてごらん。♯にも、文字を変える秘密がある」
絵はがきの住所は旧門司三井倶楽部を指していた。祖父が残した四つ目の謎を解こう。
