「福岡県南エリアでおすすめの観光スポットは?」と訊かれたら、筆者は間違いなく「柳川」と答えます。
柳川といえば川下りなのですが、多くの方が「どの会社がいいの?」と悩んでいることを知りました。
そこで、福岡在住ライターが、柳川の川下り7社、おすすめの観光スポットやイベントも交え、この記事でご紹介していきます。

博多から柳川までの行き方
福岡空港や博多駅からは、柳川まで直接行くことができませんので、まずは天神まで行くことになります。
天神から西鉄福岡駅まで移動し、西鉄電車(大牟田線)で柳川駅まで行きます。
柳川の川下りとは?
柳川の川下りですが、厳密に言いますと城下町柳川の「掘割」を下るものです。掘割を下っていく船をどんこ舟といいます。
掘割は、もともとは農業用・生活用水路だったものが、戦国時代に入り、防衛のために拡大され、現在は掘割に沿って美しく生い茂る柳の木とともに「柳川」のシンボルとなっています。掘割は想像以上に長く、約40~70分かけて、周遊することが可能です。
柳川名物 うなぎのせいろ蒸し
柳川は、福岡グルメのひとつとしても名高い「うなぎのせいろ蒸し」の発祥の地です。
考案した江戸時代天和元年創業の『本吉屋』は、現在も柳川の地で営業しています。
このように柳川は、水上アクティビティと豪華なグルメを楽しめる福岡県南エリアを代表する観光スポットといえるのです!
本吉屋などの情報は、こちらの記事でまとめておりますので、ぜひご参考いただけますと幸いです。
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柳川の川下り事業者

柳川には現状、川下りを運行している業者が7社あります。
川下り7社
西鉄柳川駅付近 ロングコースが楽しめる
- 松月乗船場/柳川観光開発株式会社
- 株式会社大東エンタープライズ
- 水郷柳川観光株式会社
御花(沖端)付近 ショートコースが楽しめる
- 伯舟観光/株式会社伯舟観光
- 有限会社城門観光
- 柳川遊船マルエ観光
- 柳川リバー観光/柳川リバー観光株式会社
(順不同)
事業者によって、乗り場やコース、周遊時間、料金も異なりますので、各社、該当するYouTube動画を交え、ご紹介していきます。
以下、掲載します料金は一例で、コースにより異なります。他のコース・料金等については各社ウェブサイトを、ご確認ください。
松月乗船場/柳川観光開発株式会社
松月乗船場(しょうげつじょうせんじょう)から御花(沖端)まで片道3km、60分の川下りを楽しめます。西鉄柳川駅2階にある案内所経由で、送迎バスの手配ができるそうですので、柳川駅に着いたら、案内所に直行しましょう。
晴天時は貸し笠あり(有料)、雨天時はポンチョ式レインコート、冬季はこたつも用意してくれます。
なお、柳川観光開発株式会社を利用するなら、西鉄電車が販売する大宰府・柳川観光きっぷも購入検討の価値があります。
大東エンタープライズ
大東エンタープライズは、川下りと『うなぎの大東』を展開しており、柳川名物のうなぎと川下りを運営している事業者はココだけとなります。
最長約70分の川下りコースを用意。雨天日はレインコートを貸し出してくれます(無料)。
水郷柳川観光株式会社
お客さんが乗っている舟とすれちがう場合、それはおそらく川上りの舟でしょう。
水郷柳川観光には、下百町を起点に並倉で折り返す約60分のUターンコース、下百町ー御花間を楽しむ川下り・川上りがあります。
並蔵は、赤レンガ造りの味噌蔵で、柳川の老舗鶴味噌醸造株式会社の建物そして国の登録有形文化財となっています。
伯舟観光/株式会社伯舟観光
船頭さんが民謡を歌ってくれる柳川の川下り。伯舟観光ではプロのオペラ歌手でもある城戸船頭長が人気。九州音楽コンクールで最優秀賞に選ばれるほどの実力の持ち主なのだそう。
40分のスタンダードプランや、お食事プラン、結婚式前撮りプラン、夜のお舟プランなどを用意しています。
有限会社城門観光
城門観光では、約40分の御花周遊コースのほか、約90分の掘割上流から下流までの城下町を巡るコースなど、さまざまなルートを用意しています。西鉄柳川駅などから無料送迎バスも運行していますよ。
貸切舟なら、ペット同伴も可能ということです。
柳川遊船マルエ観光
柳川の川下りには、婚礼舟もあり、運が良ければ新郎新婦が乗っている姿も、散策中などに見られるかもしれませんね。
マルエ観光では、30分で柳川をめぐる沖端周遊舟、1~9名で乗る貸切舟に納涼舟、バーベキューやアフタヌーンティーをいただけるプランも用意しています。
柳川リバー観光/柳川リバー観光株式会社
公式サイトがなく、柳川市観光公式サイトによると団体予約のみなのだそう。
柳川川下りを終えたあとに行きたい観光地・イベント
柳川には、川下りのほか、魅力的な観光スポットがいくつもあり、今回は3カ所ピックアップして、ご紹介します。
柳川藩主立花邸 御花
川下りの船着場がある御花は、柳川城主の流れを汲み、400年に渡り柳川とともに歩んできた立花家のお屋敷で、宿泊・お食事(料亭旅館)のほか、文化財施設として、見学者も受け入れているのだそう。
立花家史料館、松濤園、大広間、西洋館はもちろんのこと、三柱神社の分社もめぐりましょう。
三柱神社

こちらも立花家ゆかり。西鉄柳川駅近くにある三柱神社は、初代柳川藩主の立花宗茂公、岳父である戸次道雪公、そして宗茂の妻・誾千代姫の三神を祀っています。
初夏から秋にかけて、風鈴の音色が心地よさそうです。切り絵御朱印も有名で、インスタなどSNSで自慢したくなること必至です!
北原白秋生家・記念館
詩聖と呼ばれる北原白秋の生家と記念館が、柳川にあります。『待ちぼうけ』などを世に送り出した偉大な詩人です。山田耕筰の曲は学校で習ったことがあると思います。
生家は、昭和44年に復元されたものの当時の佇まいを感じることができます。記念館では柳川の歴史、白秋の生涯に関する資料が展示されており、白秋が遺した直筆の原稿も拝観可能です。
柳川川下りを終えたあとに行きたいイベント
川下り、うなぎのほか、イベントも組み込むことで、柳川旅をもっと楽しいものにすることができるでしょう。
白秋祭、さげもん、大藤とまだまだ柳川の魅力が、隠されていました!
白秋祭(11月1~3日)

11月2日の白秋の命日にちなみ、例年11月1日~3日の3日間、約130隻のどんこ舟に約1500名が乗り込み、夜間の水上パレードが催されています。
この日に合わせて、陸から見るのもよし、パレードに参加するのもいいでしょう。
柳川雛祭り さげもんめぐり(2月中旬~4月上旬頃)

例年2月中旬~4月上旬頃まで、御花や三柱神社、北原白秋生家などが色鮮やかな「さげもん」で彩られます。
さげもんは柳川独特の文化といえ、江戸時代末期頃に女の子の初節句のお祝いとして、お雛様の代わりに端切れで作った小物を飾ったのがはじまりなのだとか。
『おひな様水上パレード』も催行されますので、春先に行く予定なら、日程を合わせるようにしましょう。
中山大藤ライトアップ(4月中~下旬)

例年、ゴールデンウィーク前の4月中~下旬に、中山熊野神社と立花いこいの森公園で『中山大藤まつり』が行われています。
柳川に立ち寄った際は、樹齢300年以上の中山大藤のライトアップもぜひ!
川下り→うなぎのせいろ蒸し→中山大藤のライトアップで、柳川の町を一日中、満喫するプランはいかがでしょうか。
川下り会社はどこでも大丈夫!水郷柳川を堪能しよう!
川下りは、柳川駅から近い、うなぎも楽しめる、30分のコースがある、夜の川下りができるなど旅程やニーズに合わせて会社を選ぶといいでしょう!
各社の公式サイトをぜひ、隈なくチェックしてください。
川下り、うなぎだけではなく観光やイベントも組み合わせると、より充実した柳川旅が実現できますよ!大切な人やご家族でぜひ、柳川へトリップしましょう!
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